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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第4章 新婚旅行
「あははは…」
少しの静寂の後、急に有人は笑い出して
クルリと美代子に向き直ると
「バカだなあ、
全部冗談に決まっているじゃないか」
そう言って美代子にキスをした。
「今夜は酒を飲みすぎて酔っ払ったし
新婚旅行だからテンションが上がりすぎたかもな
ホントにあのまま
外に連れ出されるとでも思ったか?」
それを聞いて美代子はホッとしたが
ドアを開けようとした時の目は
決して冗談だとは思えなかった。
「あなたって意地悪だわ」
怖かった目が
すでにいつもの柔和な眼差しに変わっていて
美代子はホッとした。
「さっ、今度はちゃんとしたセックスをやろうぜ」
有人はそう言って掛け布団を跳ね除けると
美代子に覆い被さってきて脚をM字に開いた。
そして挿入したのはいいが
すぐさまペニスが萎えて外れた。
「あれっ?おかしいないあ…
まじで飲みすぎて役立たずになったかもしれん」
呑みすぎると立たなくなると
聞いたことがあったので
美代子は「まだ旅行は始まったばかりだし、今夜はゆっくり休みましょうか」と提案した。
「そうかい?初夜なのに悪いね」
そう言って美代子に背を向けると
あっという間にイビキをかいて寝てしまった。