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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第6章 不倫する女
部屋に入ってソファに並んで座ると
目の前にキングサイズのベッドがあるので
どうにも落ち着かない。
「何ならベッドで寝転ぶ?」
冗談か本気かはわからないが
洋介はジャケットを脱いでネクタイを外し始めた。
「ほら、あなたも楽な姿になればいいよ」
そう言いながら洋介は美代子の上着に手をかけた。
やめてくださいと拒むことは出来たのに
何故か美代子は催眠術にかかったかのように
洋介に身を委ねた。
「あなたを一目見たときから心惹かれていたよ」
美代子の上着を脱がすと
洋介はそう言って美代子を抱きしめた。
「ごめんなさい、私には主人が…」
洋介を突き放したいのに
何故か手が動かない。
「言ったろ?
結婚なんてただの紙切れだけの誓約だ。
そんなもののために君を失いたくないんだ」
洋介の顔が近づいてくる。
キスを求めているんだとわかったが
なぜか美代子は目を閉じて洋介を待ちわびた。
チュッ…
軽く唇が触れただけのフレンチ・キス…
それなのに下着を濡らすほどの愛液が
おまんこから流れ出たのを感じた。
「決してあなた達の夫婦仲を
壊すようなことはしない」
洋介は手を美代子の胸に這わしてくる。
それを待ちわびたかのように受け止めて
美代子は洋介の背に腕を回して抱きしめた。