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虐げられた新妻~秘密の書斎~
第6章 不倫する女
「優しくしてね…」
濡れ場を演じる女優のように
美代子は目を潤ませて自ら洋介の唇に吸い付いた。
そして舌を絡ませていった。
唇を離すと互いの口と口の間に
唾液の架け橋がものの見事に弧を描いた。
美代子はその唾液を美味しそうに舐め取った。
「情熱的な女だね」
洋介はそう言うと美代子の首筋にキスをした。
「キスマークは付けないでね
私、人妻だから」
「よく言うよ」そう言って洋介はクスッと笑った。
「あ、今、笑ったわね」
美代子は悔しいとばかりに
洋介のペニスをつねった。
痛ててと大袈裟に喚いて洋介は股間を押さえて
ベッドに倒れこんだ。
そんなに強くつねったつもりはないのだけど
ペニスは男の急所とも言うし
ひょっとしたら激痛が襲ったのかもしれない。
「大丈夫ですか?」
美代子はベッドに飛び乗って洋介の傍に寄った。
「ほら、捕まえた!」
洋介は美代子の手をとり脚をカニ挟みさせて
体の自由を奪った。
「もう!ホントに心配して損したわ!
意地悪なんだから!」
美代子は頬を膨らませて拗ねてみせた。
「怒った顔も素敵だよ
きっと、あなたの体も素敵なんだろうな」
カニ挟みを解いた洋介はそう言って
美代子の尻を撫でた。