この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
虐げられた新妻~秘密の書斎~
第1章 求愛
救急車はすぐさま駆け付けてくれました。
街灯もない真っ暗な暗闇に
赤色灯が点滅しているのですから
何事かと遠くの釣り人達まで
二人の車の回りに野次馬として集まり始めました。
車の窓を叩きながら救急隊員が
「どうされました?」と問いかけます。
問いかけられても挿入している男は
激痛のあまり返答をすることも出来ません。
「抜けないんです…チンポが抜けないんです!」
美代子はパニックに陥り、
恥ずかしさのあまりに顔を両手で覆い隠しながら
ペニスと言わず「ちんぽ」と連呼してしまいました。
車から引きずり出すのにも時間がかかりました。
当然です。
二人同時に引きずり出さなくてはいけないのですから。
ストレッチャーに乗せられるのも二人一緒です。
まるでストレッチャーの上でセックスをしているような有り様です。
救急隊員がすぐさま毛布を
下半身に掛けてくれましたが
海上からの強風にあおられて
毛布が飛んでしまいました。
救急車に乗せられるまで
美代子と男は公衆の面前で
性交を見られてしまったのです。
それがきっかけで美代子は彼氏と別れました。
その時のトラウマで
カーセックスに関しては
著しい嫌悪を抱いていたのです。