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ストーカー生徒と万引き先生 〜保健室の憧れの先生〜
第6章 謝罪の拒否
その夜わたしは勝己に別れを告げるために電話しようか悩んでいた…
拒否されたらどうしたらいいんだろう??
逆上して恐いことされたりしないかなぁ??
でも…これ以上もうムリ…
わたしは決心してスマホを手にとった…

「あの…勝己、別れよう…」
「あいよ〜、じゃあな」
えっ??それだけ??
別れるの全然イヤじゃないの??
心配していたことは避けられたけど、これはこれで…どうなの??
ちょっと呆然として、そのまま黙っていたら、勝己は電話を切ったつもりだったらしい…
電話の向こうから知らない女性の声がした…
「ねぇ、勝己、誰からなの??」
「あぁ、ダチ!!ダチ!!もう電話切ったよ」
「じゃあ…」
しばらくキスしてる音が聞こえた…
わたしはスマホを睨みつけ通話を切った。

わたしは何のために演技していたんだろう??
こんなに頑張って何がしたかったんだろう??
考えているうちにバカバカしくなっちゃった…

もうひとつの演技、学校のアイドルを演じることもやめてしまった。
アイドルでいたからって何なんだろう??って…
実際、放課後校庭に向かって手を振らなくてもみんな普通に下校していく。
何も変わらない…
ただ熊野くんも変わらない…
わたしが顔を出さなくなっても保健室の方を眺めている…
熊野くん、ごめんね…もう顔出さないよ…

2週間ほど過ぎたある大雨の日、わたしは放課後に行われた会議を終え、保健室に戻った…
ふと校庭を見ると雨の中、熊野くんがいた…
傘は差しているけど、この強い雨だと防ぎきれていない…
熊野くんは背中を向けて、校門の方へと向かった…
「熊野くん!!」
熊野くんの背中に向け叫んだが、雨の音にかき消され、熊野くんには届いていなかった…
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