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私の好きな、最低の場所
第1章 私の好きな、最低の場所

どれくらい経っただろうか、全部出し切った後、私は我にかえった。
私がいるのは、あんなに避けていた汚い公衆便所だった。
息を吸うと、嫌でもきついし尿の臭いが鼻に入ってくる。
暗い蛍光灯に照らされてドアに細かく卑猥で下品な落書きがされているのも見えた。
トイレットペーパーなんて物もなく、私は用を足した後、逃げるようにして公衆便所を後にした。
私は濡れて冷たい下着や、黄色く染まってしまったソックスを履いて帰宅しながら、ひどく惨めな思いだった。
それから、私は彼氏ができて、初めての経験もした。
けれど、心は満たされなかった。
どんなに愛されても、
どんなに自分の身を慰めても、
自分の欲求が満足することはなかった。
ふとした時に思い出すのは、あの場所だった。
頭に焼き付いて離れない、
私が駆け込んだ、汚くて、薄暗い場所。
あの日吸い込んだ、不快な空気。
私は気づかない間に、あの場所に強く惹かれてしまっていた。
ある日、私はもう一度、あの場所に向かった。
尿意があったわけではない。
私がなぜあの場所が気になるのか、確かめたかったからだ。
私がいるのは、あんなに避けていた汚い公衆便所だった。
息を吸うと、嫌でもきついし尿の臭いが鼻に入ってくる。
暗い蛍光灯に照らされてドアに細かく卑猥で下品な落書きがされているのも見えた。
トイレットペーパーなんて物もなく、私は用を足した後、逃げるようにして公衆便所を後にした。
私は濡れて冷たい下着や、黄色く染まってしまったソックスを履いて帰宅しながら、ひどく惨めな思いだった。
それから、私は彼氏ができて、初めての経験もした。
けれど、心は満たされなかった。
どんなに愛されても、
どんなに自分の身を慰めても、
自分の欲求が満足することはなかった。
ふとした時に思い出すのは、あの場所だった。
頭に焼き付いて離れない、
私が駆け込んだ、汚くて、薄暗い場所。
あの日吸い込んだ、不快な空気。
私は気づかない間に、あの場所に強く惹かれてしまっていた。
ある日、私はもう一度、あの場所に向かった。
尿意があったわけではない。
私がなぜあの場所が気になるのか、確かめたかったからだ。

