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狂愛の巣窟
第8章 【倫理に反したその先で…】
終わればサッと現実に戻り乱れた服を整える。
テキパキと余韻全てを取り除く。
「何してるの?早く着替えて、今日は帰って」
部屋の換気もしていつもの香りを撒く。
ベットメイキングに移りさっさと退散させる。
冷たい態度に動揺しながら静かに出て行った。
ドレッサーの上でメイク道具に紛れて設置されていた小型カメラ。
お年玉貯めて買ったみたい。
それを停めて彼が帰ったのを確認した後娘に渡した。
「どうかしてる」
「ありがとうママ、凄いの見せてもらった」
娘だから許されるのか、
娘だからこそ許したらダメなのか。
これが最後よって言っても聞かないのは目に見えてわかってる。
「理玖くん気持ち良さそうだった…」
そう言う横顔は本当、恋する女子高生って感じ。
「セックスってやっぱり凄いよね」
「え?」
「相手が若ければ若いほど良いんだよ、どんどんママ綺麗になってる」
確かに肌の調子は良いけども。
フェロモン凄いよって本当かしら。
でも流石にシュンとしたかと思えば。
「けど、私も裏切った事になるんだよね……享パパやお兄ちゃん……斡旋しちゃったんだもんね」
いや、それに乗っかる私が一番悪い。
酔ってたなんて一番しちゃいけない言い訳だよ。
途中までは一颯くんと勘違いまで……本当頭イカれてる。
それなのにやめないで…なんてズルい言葉ね。
母親の顔なんてこれっぽっちも出来なかった。
娘の前でも完全なメスだった。
勃起するオチンチンにしゃぶりついてしまってた。
今更溜め息?
そんな資格ない。
もう何も説得力ないよ。
「ママはママだよ」
心を見透かされたのか、思わず顔を上げた。
「それは一生変わらない、血の繋がった正真正銘の親子……ママは私の憧れだよ?ずっと女の人で居てね?セックスしてる時のママ凄く綺麗だもん……早く私もママみたいな女性になりたい」
ギュッと抱き締めたら「ママ良い匂い」ってお願いだから反抗のひとつでもしてよ。
「いつかは私も享パパみたいな人見つければ良いんでしょ?それまでは今日みたいな事頼んでも良い?」
「バカ……身体保たないってば」