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狂愛の巣窟
第8章 【倫理に反したその先で…】





「と、十和子さん……僕もう…っ」




「なに?まだイかせたくないんだけど」




「あぁっ……!どうしてそこで止めるの」




「まだまだ私イかせてよ」




「もう無理っす……イキそうでヤバい」




「ダメだってば……」




暗くても目は慣れてきてちゃんと表情も読み取れる。
相当苦しそうね。
もう少しおあずけしてみたい。
極限までいくと彼がどう豹変するのか見ものね。




刻々と迫る悪夢の時間。




2人の熱い吐息と厭らしい音が部屋中に響いてる。
対面座位でキスを交わし淫らに繋がる身体。




「あぁ、もう無理……イって良い?」




まるで見計らったかのように快楽の渦が全身を駆け巡る。
堪らずそう叫んだのは私。
両手で彼の頬を包んだ。




「同時にイクとか許さないからっ……私がイった後も激しく突いて…?」




お尻を鷲掴んで頷くキミに最高のピストンをお見舞いする。
逃さないよ、この瞬間を。




「ハァハァハァハァ………あぁ……イクっ」




抱き締め合って言われた通りキミは下から激しく突いた。
やれば出来るじゃない。
そうよ、もっとこの身体に追い打ちをかけて。
あわよくば連続絶頂させて。




「あぁっ…!また………イクイクっ」




激しく痙攣しながら体液を放った。
中で凄い蠢いてる。




「十和子さん、もうイキたい」




「ん………良いよ」




そう許した瞬間でした。
激しく混じり合う2人の身体は奥まで繋がるのは必須だった訳で。
今まさしく互いの性器でイキ狂う最中。
すぐに現実世界に戻るのは難しい。
離れられない状況で。




パチッと着いた明かり。
部屋の中が明るくなってもピストンはすぐには止まなくて、おそらく目を閉じて絶頂へと向かっていたのだろう。
ハッと気付いた時にはもう何もかも遅過ぎて血の気が引く思いを抱く事になる。




ベットの脇には散乱した衣服や下着。
ベットの上で裸で交わる2つの身体と箱から散らばったコンドーム。
何の言い訳も出来ない決定的な証拠ばかり。
現に繋がったままだからね。









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