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レコンギスタ~征服される制服
第1章 里奈
マリアは再び右手を上げると大きく開いた手の中に左手を入れるような仕草をした。ググッ、ミシミシ……ブチィッ!!何かを引きちぎるような音がして左拳から血が滴り落ちる。引きちぎられたそれは黒い塊のようだ。よく見ると髪の毛だった。マリアのパンチの力に耐え切れず抜けたのだ。右手を開くと赤い肉片が見えた。「これ、欲しい?あんたが私の奴隷になるというならあげるけど」「なります。奴隷にして下さい」「何の奴隷?」「どんな命令にも従う人形です」「そうよね、でもそれだと面白味がないわ。まず私を楽しませなさい。そしたら考える」「分かりました、何でもするから、早く助けて……」「ふーん。まだ言うことを聞いてなかったわけか。悪い娘ねぇ」マリアが凄みをきかせた声で囁く。「ひいい」里奈が顔をひきつらせる。マリアは再び里奈の首に手をかけた。ギリギリ、ぎりぎり、「くぅ、くるしい、もう、ゆるして……」マリアの握力はますます強くなる。マリアがほんの少し力を込めるだけで、簡単に命を奪うことができるだろう。「ぐっ」「このまま死なせて欲しかったら、私が望むことを言ってごらん?」マリアの言葉に里奈は一瞬の沈黙の後で「私は、あなたに逆らいました。これからは逆らいません。だから、もう、許して、ください」「それだけ?」「え?」マリアは首を傾げた。マリアの目に嗜虐的な光がちらつく。「あと一言」ギラリとした目で睨みつける。マリアが再び言った。「スカートとその下に履いてるブルマーも破くわよ。いいわね?うんと言いなさい」ギロリと睨む視線の圧力に負けたのか、「……はい」蚊の鳴くような声で言う。「もっと大きな声で言いなさあい」マリアが怒気を含んだ声で言い放つ。里奈の顔が苦痛に歪む。「は、い……」消え入りそうな声だ。マリアの手の力が緩まる気配は無い。里奈は必死に叫ぶように言う「わ、わた、わたし、浅海真美は、ま、前園さんの奴隷になります!」涙とよだれを流しつつ、悲鳴に近い大声で言い切った。里奈の目が大きく見開かれ信じられないという顔だ。マリアがようやく手を離す。ドサリと地面に落ち荒い息をする里奈。そこにマリアが追い打ちをかける。
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