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愛しているからセックスしたい
第1章 月明かりの中で
 互いの唇をついばみ、舌でなぞり、焦らすように舌を絡めない。そんな長いキスに先に焦れてしまったのは私の方だった。
 彼の下唇に吸いついていた唇を離し、舌を出して彼の薄く開いている口に忍び込む。
 舌はすぐに絡み合った。動きはいつもよりゆったりなのに、ねっとりと絡みあわせることに身体が火照ってくる。
 彼の手が私の身体を絶妙な加減で撫でさするから、彼の腕の中で跳ねてしまう。
 絡み合う舌が段々激しくなっていき、クチュッという音や、荒い息を吐く音が広がる。
 身体の間にある服がもどかしくなってきて、唇をなるべく離さないようにしながら互いの服を脱がせ合った。
 彼の肌は熱く滑らかでいつまでも触れていたくなる。その肌を手の平全体で楽しみながら、胸の突起を探した。そこを摘まんで転がせば、んぅ……と切なそうな声を上げるのでもっとしてあげたくなってしまう。
 しかし、今度は彼が私の乳首を弄ぶ。指でつままれただけで身体を捩ってしまう程の快感に、今日の私は感度がいいらしいとふと思う。
 ゆっくりと押し倒されて床に寝転んだ。少し冷たかったが、火照った身体にはちょうどいい。
「きれいだよ」
 私のことを見下ろしながら彼はそういって、ゆっくり身体を下ろし乳首に吸いついた。
「あんっ……」
 片方の乳首は吸われたり舌先で転がされ、もう片方は指先で弄ばれた。
 乳首に繰り返される快感に喘ぎ声が止まらなくなる。
 片手が脇腹、お腹、黒々とした芝を滑り、割れ目へと到達する。早く触って欲しくて恥ずかしげもなく自分から足を開いてしまう。
 指先が割れ目をまさぐり、敏感な突起をとらえる。
「ん、あぁん」
 ゆっくり撫でられ痺れるような快感が全身に走りとろけてしまいそうになった。
 喘ぐ私を乳首から口を離して彼が見下ろす。
「いつもより色っぽい……。月明かりのせいかな……」
 そんなことを呟いた彼は、私の足元の方に移動して足の付け根の辺りを抱えるように腕を回すと、割れ目にしゃぶりついた。
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