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濡れて堕ちて……
第6章 贖罪
AM06:50。
「ちょ、ちょっと!浩一起きて!完全に遅刻よ!」
「ぇ…。えっ!?今何時!?」
慌ててベッドから飛び起きた。
いつもならお弁当を渡し浩一を見送る時間。
完全に寝坊したのだ。
「浩一、目覚ましかけなかったの!?」
「かけたけど気づかなかったんだよ!久しぶりの熟睡だったから!」
あ、言われて見れば私もそうだ。
いつもなら浩一のお弁当を作らなきゃいけないから浩一より先に起きる。
目覚ましをかけなくても体が癖付いてる。
なのに、私も起きれなかった。
浩一と一緒に、夢すら見ないほど熟睡しちゃったんだ。
当然、こんな時間からお弁当を作っても間に合うわけもなく、今日の浩一の昼食はコンビニ弁当。
髪型も、いつもならワックスでキメるのに今日は下ろしたまんま、慌てて着替えてる。
「もう…しっかりしようとした矢先にこれかよ、俺ってマジでバカじゃん」
「私もそうよ。浩一と一緒に熟睡しちゃったもん」
「あ、今日の晩飯、カレー作ってよ」
え?
カレー?
靴べらで靴を履きながら、今日の晩ご飯のリクエストをして来た。
っていうか、浩一の口から晩ご飯のリクエストなんて、初めて聞いた。
「カレー…って?」
「ピリ辛のチキンカレー、よろしく!」
そう言って私の頭を撫でて勢い良くドアを開け出て行ってしまった。
ピリ辛、チキンカレー…
そう、だよね。
旦那さんが奥さんにご飯のリクエストするなんて普通の事なのに
それが、どうしてこんなに嬉しいんだろう…。
浩一が出て行った玄関で幸せな気分に浸っていた。
本当の夫婦になれた気がした。
今日、仕事帰りにチキン買わなきゃ。
浩一に抱かれた次の日は、胃の調子が悪かったり頭痛に襲われたりしたのに
今朝はどこも痛くない。
それどころか、熟睡したせいか体のダルさもなくなってすっきりしてる。
こんなにぐっすり眠ったのなんて久しぶりだ。
「よーし!溜まってる洗い物でもするか!」
昨日は料理作り過ぎちゃったからね。
「ちょ、ちょっと!浩一起きて!完全に遅刻よ!」
「ぇ…。えっ!?今何時!?」
慌ててベッドから飛び起きた。
いつもならお弁当を渡し浩一を見送る時間。
完全に寝坊したのだ。
「浩一、目覚ましかけなかったの!?」
「かけたけど気づかなかったんだよ!久しぶりの熟睡だったから!」
あ、言われて見れば私もそうだ。
いつもなら浩一のお弁当を作らなきゃいけないから浩一より先に起きる。
目覚ましをかけなくても体が癖付いてる。
なのに、私も起きれなかった。
浩一と一緒に、夢すら見ないほど熟睡しちゃったんだ。
当然、こんな時間からお弁当を作っても間に合うわけもなく、今日の浩一の昼食はコンビニ弁当。
髪型も、いつもならワックスでキメるのに今日は下ろしたまんま、慌てて着替えてる。
「もう…しっかりしようとした矢先にこれかよ、俺ってマジでバカじゃん」
「私もそうよ。浩一と一緒に熟睡しちゃったもん」
「あ、今日の晩飯、カレー作ってよ」
え?
カレー?
靴べらで靴を履きながら、今日の晩ご飯のリクエストをして来た。
っていうか、浩一の口から晩ご飯のリクエストなんて、初めて聞いた。
「カレー…って?」
「ピリ辛のチキンカレー、よろしく!」
そう言って私の頭を撫でて勢い良くドアを開け出て行ってしまった。
ピリ辛、チキンカレー…
そう、だよね。
旦那さんが奥さんにご飯のリクエストするなんて普通の事なのに
それが、どうしてこんなに嬉しいんだろう…。
浩一が出て行った玄関で幸せな気分に浸っていた。
本当の夫婦になれた気がした。
今日、仕事帰りにチキン買わなきゃ。
浩一に抱かれた次の日は、胃の調子が悪かったり頭痛に襲われたりしたのに
今朝はどこも痛くない。
それどころか、熟睡したせいか体のダルさもなくなってすっきりしてる。
こんなにぐっすり眠ったのなんて久しぶりだ。
「よーし!溜まってる洗い物でもするか!」
昨日は料理作り過ぎちゃったからね。