この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
濡れて堕ちて……
第6章 贖罪
カチカチカチカチ、カチカチカチカチ…

ごめん。

徹、ごめんなさい。







■■■■■■■■■■■■■

宛先:徹

件名:Re

本文:

話があるの。
今度時間作れないかな?

■■■■■■■■■■■■■



【送信しました】





浩一…

私は、ずっとあなたを裏切ってた。

でも、もう終わりにするから。

私はもう揺るがない。


これからは、浩一だけを見て行く。



携帯をテーブルに置き、荒れた手で食器を洗い出した。

ふふ、浩一の為に頑張って来た手だ。


刺激なんてないこんな平凡な毎日の方が私には似合ってる。




食器を洗い終え、洗濯も済ませて

私は仕事へ向かった。

昨日より少し足取りも軽い。










「おはようございます。いらっしゃいませー!」

いつもながら朝のスーパーは本当に戦争だ。

我先にとレジに割り込もうとする人達ばかり。

「1,280円になります。お箸は一膳でよろしいでしょうか?」

「300円のお釣りになります。ありがとうございます。いらっしゃいませ!お待たせ致しました」


こーしてると嫌なことも忘れられる。

忙しければ忙しいほど、余計な事を考えなくてすむ。


「今日の陽子ちゃんは、元気いっぱいね。何かいいことあったの?」

朝の戦争の時間が終わった。

いつものように、長谷川さんとの世間話タイムだ。


「いやー、別に何でもないですよ~」 

「隠さなくてもわかるわよ!最近、旦那さんと仲良くやってるみたいね」


あー…さすが年の功。
すぐにバレちゃってる。

何だか、急に照れくさくなった。
/267ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ