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濡れて堕ちて……
第6章 贖罪
カチカチカチカチ、カチカチカチカチ…
ごめん。
徹、ごめんなさい。
■■■■■■■■■■■■■
宛先:徹
件名:Re
本文:
話があるの。
今度時間作れないかな?
■■■■■■■■■■■■■
【送信しました】
浩一…
私は、ずっとあなたを裏切ってた。
でも、もう終わりにするから。
私はもう揺るがない。
これからは、浩一だけを見て行く。
携帯をテーブルに置き、荒れた手で食器を洗い出した。
ふふ、浩一の為に頑張って来た手だ。
刺激なんてないこんな平凡な毎日の方が私には似合ってる。
食器を洗い終え、洗濯も済ませて
私は仕事へ向かった。
昨日より少し足取りも軽い。
「おはようございます。いらっしゃいませー!」
いつもながら朝のスーパーは本当に戦争だ。
我先にとレジに割り込もうとする人達ばかり。
「1,280円になります。お箸は一膳でよろしいでしょうか?」
「300円のお釣りになります。ありがとうございます。いらっしゃいませ!お待たせ致しました」
こーしてると嫌なことも忘れられる。
忙しければ忙しいほど、余計な事を考えなくてすむ。
「今日の陽子ちゃんは、元気いっぱいね。何かいいことあったの?」
朝の戦争の時間が終わった。
いつものように、長谷川さんとの世間話タイムだ。
「いやー、別に何でもないですよ~」
「隠さなくてもわかるわよ!最近、旦那さんと仲良くやってるみたいね」
あー…さすが年の功。
すぐにバレちゃってる。
何だか、急に照れくさくなった。
ごめん。
徹、ごめんなさい。
■■■■■■■■■■■■■
宛先:徹
件名:Re
本文:
話があるの。
今度時間作れないかな?
■■■■■■■■■■■■■
【送信しました】
浩一…
私は、ずっとあなたを裏切ってた。
でも、もう終わりにするから。
私はもう揺るがない。
これからは、浩一だけを見て行く。
携帯をテーブルに置き、荒れた手で食器を洗い出した。
ふふ、浩一の為に頑張って来た手だ。
刺激なんてないこんな平凡な毎日の方が私には似合ってる。
食器を洗い終え、洗濯も済ませて
私は仕事へ向かった。
昨日より少し足取りも軽い。
「おはようございます。いらっしゃいませー!」
いつもながら朝のスーパーは本当に戦争だ。
我先にとレジに割り込もうとする人達ばかり。
「1,280円になります。お箸は一膳でよろしいでしょうか?」
「300円のお釣りになります。ありがとうございます。いらっしゃいませ!お待たせ致しました」
こーしてると嫌なことも忘れられる。
忙しければ忙しいほど、余計な事を考えなくてすむ。
「今日の陽子ちゃんは、元気いっぱいね。何かいいことあったの?」
朝の戦争の時間が終わった。
いつものように、長谷川さんとの世間話タイムだ。
「いやー、別に何でもないですよ~」
「隠さなくてもわかるわよ!最近、旦那さんと仲良くやってるみたいね」
あー…さすが年の功。
すぐにバレちゃってる。
何だか、急に照れくさくなった。