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濡れて堕ちて……
第7章 淫獣
風邪をひいた時みたいに頭の内側からズキズキ来る痛みだ。


朦朧とする意識を集中させた。

とにかく、今自分に起こってる事を把握しないと。


辺りを見渡すも、一面真っ暗。

でも、今自分が座ってるであろう地面は柔らかい。

…布団みたい。



そうだ…、浩一はどこ?



こんな真っ暗の中じゃ何が何だかわからない。

動く事さえ恐い。


ここはどこなんだろ…?


真っ暗な部屋。
人の気配すらなく、音さえ聞こえない。


恐い…、何よここは…。

「こ、いちぃ…。浩一っ!!ねぇ、どこなの?浩一っ!」

その場から動けず、ただただ浩一の名前を叫んだ。

「誰か、たすけ…。浩一──────」






ガチャッ

突然差し込んだ明かり。

誰かがドアらしきものを開けたみたいだ。

音のした方を見ると、急に差し込んだ明かりで目が眩んだが

誰かがそこに立っていた。

逆光でよく見えないけど、もしかして…


「こうい…」

「お目覚めですか」







その声を聞いた瞬間、ゾクッと鳥肌が立った。

浩一の声じゃない。

浩一の声ではないけど、この声は…。





パチンッ

その音と共に頭上から明かりが差し込む。
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