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濡れて堕ちて……
第8章 甘美
左手を顔の前でぱたぱたさせて薬指に光る結婚指輪を何度も眺めた。


さすがの徹もこれだけは取らないでくれたみたいだ。

単に忘れてただけかも知れないけど…



少し前までは、この結婚指輪が凄く重く感じた。

僅か数グラムのリングなのに、浩一に縛られてるみたいで

何十キロに思えてた。

浩一からの見えない圧力に感じて何度外そうとしたかわからない。


でも、今は

世界で1番会いたい人…。

この指輪だけが今の私の救いだ。

この指輪があるから正気を保っていられる。















その後、本当に徹は和食料理を運んで来てくれた。

焼き魚、お味噌汁、白いごはん、お漬け物。

特別和食が好きと言うわけじゃないが残らず食べた。

この状況で食欲なんて湧かなくて、食べたと言うより無理矢理胃に流し込んだに近い。

味すら覚えていない。




こんな部屋でこんな格好で

徹が動く度に何をされるかわからなくて

恐怖で心臓が破裂しそうだ。





「あっ、あ…」

食事を終えた私を無理矢理立たせて

天井からぶら下がる手錠に私の両腕を固定させた。

最初は地に足も付いてるし変な事はされないだろうと思っていたが

天井の手錠が徐々に徐々に上がって行く。 


手錠にも鎖が繋がっていて

まるで井戸の水を汲むよう仕掛のように

私の体は吊される形になってしまった。
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