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濡れて堕ちて……
第8章 甘美
改めて自分の格好を見てみると

片方の足はロープで何重にも巻かれ、そのロープは天井のフックに何回にも渡されており、無理矢理宙に浮かされるような形で足は開脚状態。

これじゃ徹に丸見えだ。

更にもう片方、爪先立ちになってる足も同じようにロープを巻き付けて行く。

「やめて…やめてぇ!」

しかし、今は足1本で踏ん張ってる状態。

爪先立ち状態の足でバランスを失いかけてるこの体勢で抵抗出来るはずもない。

抵抗するだけ無駄というのは、嫌と言うほど知ってる。

「嫌っ、いやああぁぁぁ…」



抵抗も叫びも虚しく、私の足は地面から完全に離された。


それどころか


足はM字に開脚されて、そのままの状態で吊されてしまっている。

ロープに重力がかかり、体にロープが食い込んで痛みが増す。

露わになった花弁、真っ白な肌に食い込むロープ。

「思わず写真におさめたくなりますね」


この子は何を言ってるの…?

こんな辱め、こんな格好の何がそんなにいいと言うのだろうか?

これが徹のお仕置き?

開脚されて羞恥に顔を染めた私を見て、支配感に浸っているのだろうか…?


「も…、いいでしょ…?早く下ろして…」

体中の皮膚が痛い。

筋肉も骨も、無理な体勢をさせられてるせいかズキズキ痛む。
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