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濡れて堕ちて……
第8章 甘美




キィッ…



重々しい扉の開く音が聞こえた。

失神を繰り返した私の鼓膜を必死に働かせた。

今の扉の音は幻聴だったのか?

涙でボヤける瞳を懲らすと…



「ただいま」



ボヤけてよく見えないが…コンビニ袋を持った徹。

徹が帰って来たのだ。


「あ…ん…」

助けて。そう言いたいのに呂律も回らない。

下の口は今もバイブもくわえこんでいる。


「あーぁ、涙と汗でぐちゃぐちゃ。…床まで汚して…」


途中、尿意を催した訳でもないのに

下半身から放出された液体が床を汚していた。


「出る瞬間、見たかったですね」


この変態が…。

何度も絶頂と失神を繰り返して、私の意識も感覚も限界だった。

声をあげる体力も残っていない。


「そろそろ限界そうですね」


徹がバイブを引っこ抜いてくれた。


やっと解放された…、が体の感覚が未だに戻らない。

ロープをほどき、少しずつ私の体を地面に下ろして行く。


まず、右足をゆっくりゆっくり、と。


ロープに支えられ、バランスを崩しながらも右足は地面に着地。

次は左足。

同じように左足も着地、両足とも何とか地面に着いた。

最後に私の腕を解放。

今まで体重を支えて来た両腕、ほとんど血が止まっていて感覚がない。

鎖をはずされた瞬間

私の体はドサッと床に崩れてしまった。




足にも腕にも

もうどこにも力が入らない。




「大丈夫ですか?」

体全体を襲う疲労感。

もう立つこともままならない。
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