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濡れて堕ちて……
第10章 代償
「ここまで追いつめても浩一さんの事が頭から離れないんですか?大した夫婦愛ですね」
怖い、徹のこの目。
光も何もない、真っ暗な目。
私が浩一を忘れるのを待ってるの?
そんな事、出来るはずない。
私の大切な人、大切なパートナーだ。
不倫してた私が言えた義理じゃないけど
浩一は私の大切な人。
忘れるなんて出来やしない。
心のどこかで、このまま2度と浩一には会えないかも知れないと感じた時から思ってた。
「せめて指輪ぐらいはって思ってたんですけど、もうやめときましょうか」
「え?」
私の左手をねじ上げて、薬指の結婚指輪に触れた瞬間、直感した。
「やめて!!これだけは許して!!」
これまで奪われたら
徹を思い出せるものがなくなってしまう。
今の私と浩一を繋ぐものはこれしかないのに。
私が浩一のものだという証なのに。
今までは第二間接にせき止められて抜けなかった指輪が
ここに監禁され痩せてしまった指からあっさり外れてしまったのだ。
「返して!!それは…」
「陽子さんにはもっとぴったりなアクセサリーを用意してあります」
私の頬を抑えつけ、ソファに顔ごと沈めさせた徹。
「痛っ、離して!!返してよ!!」
最近は徹に逆らわないようにしてた。
後が恐いから。
けど、これだけは譲れない。
必死に訴える私の耳たぶに固いものがあてがわれる。
抵抗しようにも大の男に馬乗りになられたんじゃ腕1つ動かせない。
顔も徹の手によってソファに抑えつけられてるし
「な、何する気?やめて…」
バチンッ
「きゃあぁぁぁ!!」
耳たぶに走った激痛。
今まで味わった事のない、刺されるような痛み。
怖い、徹のこの目。
光も何もない、真っ暗な目。
私が浩一を忘れるのを待ってるの?
そんな事、出来るはずない。
私の大切な人、大切なパートナーだ。
不倫してた私が言えた義理じゃないけど
浩一は私の大切な人。
忘れるなんて出来やしない。
心のどこかで、このまま2度と浩一には会えないかも知れないと感じた時から思ってた。
「せめて指輪ぐらいはって思ってたんですけど、もうやめときましょうか」
「え?」
私の左手をねじ上げて、薬指の結婚指輪に触れた瞬間、直感した。
「やめて!!これだけは許して!!」
これまで奪われたら
徹を思い出せるものがなくなってしまう。
今の私と浩一を繋ぐものはこれしかないのに。
私が浩一のものだという証なのに。
今までは第二間接にせき止められて抜けなかった指輪が
ここに監禁され痩せてしまった指からあっさり外れてしまったのだ。
「返して!!それは…」
「陽子さんにはもっとぴったりなアクセサリーを用意してあります」
私の頬を抑えつけ、ソファに顔ごと沈めさせた徹。
「痛っ、離して!!返してよ!!」
最近は徹に逆らわないようにしてた。
後が恐いから。
けど、これだけは譲れない。
必死に訴える私の耳たぶに固いものがあてがわれる。
抵抗しようにも大の男に馬乗りになられたんじゃ腕1つ動かせない。
顔も徹の手によってソファに抑えつけられてるし
「な、何する気?やめて…」
バチンッ
「きゃあぁぁぁ!!」
耳たぶに走った激痛。
今まで味わった事のない、刺されるような痛み。