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濡れて堕ちて……
第2章 慟哭
ソファに寝転がり朝のニュースをウトウトしながら眺めた。

何とかって言うアーティストのCDが初動でミリオン達成したとか

どっかのアイドルの熱愛が発覚したとか

お馴染みのニュースがダラダラ流れる。


そんなに興味がある訳じゃないけど何となく耳に入る。



胃薬って、効いてくれるのはいいけど眠くなるのが何点だな。

午後は何しよう?

2人暮らしだから、することなんて限られてる。



…子供がいればきっと毎日忙しくて、でも楽しいんだろうな。



そー言えばDVD借りてたんだっけ…。
浩一と見ようと思ったけど断られて結局1人で見たんだ。

午後はDVDでも借りに行こうかな。

天気もいいし散歩にもなるし。


1人になった瞬間、いろんな思いがぐるぐる頭の中を巡る。
あまり向き合いたくない現実を突き付けられてしまうようで辛い。












今、思えばDVD何て借りに行かなきゃよかった。
散歩になるからと、外になんて出なきゃよかった。
























気が付くとどうやらソファでうたた寝してしまってたみたいだ。

時刻はAM10:30。

空は腹立たしいぐらい、雲一つない真っ青。


ベランダに洗濯物を干し、軽い身支度を済ませ5Fから1Fまでエレベーターで移動。

うちのマンション、エレベーターは付いてるし、築5年ぐらいだし、眺めもいいんだからオートロックにぐらいしてもいいのになぁ。


私の家から行き着けのDVDショップまで歩いて20分。

日頃の立ち仕事で慣れてるからか歩くのは嫌いじゃない。

それに5月のポカポカ陽気が気持ちいい。



昔は浩一とよく散歩したのになぁ。

いつからか、こうやってすれ違い出して

一緒に散歩することもなくなって

浩一の機嫌を伺うようになったのは…。



確かに、私は美人でもなければ気立てがいい訳でもないし、料理も下手かも知れないけど。





気持ちいい陽気。

坂を下って、信号待ちして

見慣れた街並みを歩く。



朝は最悪だったけど、今のこのシチュエーションは申し分ない。
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