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濡れて堕ちて……
第11章 泡沫
どこまでも狂った人だ。



今の私との暮らしが幸せだとでも思ってるのだろうか?




「もちろん、浩一さんと正式離婚してからですけど。時間が出来たら俺と弁護士さんと一緒に浩一さんの所へ行きましょうか」



離婚…?


あぁ、そうか、徹と結婚するなら浩一と離婚しなきゃダメよね。

日本は一夫一妻制なんだから。


反抗しても抵抗しても

浩一から離婚を言い渡されるに決まってる。



「今度の週末は久しぶりに外に行きましょうか?陽子さんに新しい携帯電話も買ってあげたいですし」



新しい携帯?

私の携帯は徹に取り上げられてたんだっけ?

浩一に私の振りしてアリバイメールしたって言ってたけど

それを終えたらとっとと捨てたんだろうな。


中には浩一とのツーショットの写メもあったけど、徹からすれば腹の立つ写真だろうし

新しい携帯にすれぱ、電話番号やアドレスも変わるし

浩一とは2度と連絡は取れなくなる。


「好きにして…」

「じゃあ、何気にお揃いの携帯電話にしますか?」




お揃いだろうが何だろうが好きにすればいい。



今更浩一との結婚指輪を返して貰っても虚しくなるだけだ。

この薬指に誰のどんな指輪がはまろうが、知った事じゃない。


浩一がくれた指輪より豪華だけど、全然嬉しくない。



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