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濡れて堕ちて……
第11章 泡沫
「もしかしたら夜中0時を回る日もあるかも知れないんで、そんな時は先に寝てて下さいね」
「…うん」
まるで、徹と出会いたての時に戻ったみたいだ。
徹と目を合わして会話する事はなくても、会話だけはあの頃と同じように、とりとめのない会話。
そして、徹の笑顔も変わってない。
あの、ひだまりのような笑顔だ。
私が逃げないと分かったからか、徹は私に無茶な要求をしなくなった。
以前みたいにアダルトグッズを使い拘束することも
アダルトショップに行かせて辱しめを受けさすようなことも。
狼のように私を求めて来ることもなくなった。
…抱こうと思えばいつでも抱ける、そんな余裕からだろう。
それとも私から求めるのを待ってるとか?
「コーヒー飲んだら一緒に風呂でも入りますか?」
「悪いけど、お風呂は1人でゆっくり入りたいから」
浩一以外の人に裸を…なんてそんな純な考えじゃない。
ましてや不倫相手なんだし。
夫に操を立てて、なんて出来た妻でもない。
そんな「今更」なんて事しない。
単純に
お風呂は浩一とすら一緒に入ったは事ない。
誰かとお風呂に入るのは少し恥ずかしい、それだけだ。
「…うん」
まるで、徹と出会いたての時に戻ったみたいだ。
徹と目を合わして会話する事はなくても、会話だけはあの頃と同じように、とりとめのない会話。
そして、徹の笑顔も変わってない。
あの、ひだまりのような笑顔だ。
私が逃げないと分かったからか、徹は私に無茶な要求をしなくなった。
以前みたいにアダルトグッズを使い拘束することも
アダルトショップに行かせて辱しめを受けさすようなことも。
狼のように私を求めて来ることもなくなった。
…抱こうと思えばいつでも抱ける、そんな余裕からだろう。
それとも私から求めるのを待ってるとか?
「コーヒー飲んだら一緒に風呂でも入りますか?」
「悪いけど、お風呂は1人でゆっくり入りたいから」
浩一以外の人に裸を…なんてそんな純な考えじゃない。
ましてや不倫相手なんだし。
夫に操を立てて、なんて出来た妻でもない。
そんな「今更」なんて事しない。
単純に
お風呂は浩一とすら一緒に入ったは事ない。
誰かとお風呂に入るのは少し恥ずかしい、それだけだ。