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濡れて堕ちて……
第11章 泡沫
浩一と違って整理整頓はされてるみたい。

浩一みたいに食べたお菓子の袋が散乱してるわけでもないし、脱いだ袋が落ちてるわけでもなし。

まぁ、埃が溜まるのは仕方ないか。


台所と脱衣所から拭き掃除が出来そうな適当な布巾とタオルを選んで掃除をすることに。


もう徹の部屋にも慣れた、掃除機とホウキの場所も把握してる。



余計な事を考えないようにしなきゃ。

こうして体を動かしてる方が何も考えなくて済む。




テレビを見てる時、寝転んでる時、洗濯をしてる時、嫌でも考えてしまう、浩一の事を。

でも、もし私が浩一の立場なら…

こんなパートナー、もういらない。



リビング、テーブルとソファを退けて掃除機をかける、がここはそんなに埃はたまってないみたい。

徹の事だ、たまに自分で掃除してるんだろう。

ここは埃の拭き掃除だけで良さそうだ。


1時間もしないうちにリビングの掃除は終了。



お手洗いはどうかな?

廊下は埃とかたまってないかな?



もっと、掃除出来るとこ。

何も考えられないくらい忙しくしてたい。




掃除を片手にリビングを出て廊下の埃をチェックした。

と、言ってもさすが徹。

一人暮らしが長いだけに、埃もそんなにない。


たまに掃除してる証拠だ。

フローリングの廊下、ワックスが少し落ちてるのが気になるけど

男性の一人暮らしだ、そこまで気にはならないんだろう。


「廊下も…軽い拭き掃除だけでいいかな」


…ここまで1人で何でも出来るなら

私は必要ないんじゃないの?



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