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濡れて堕ちて……
第11章 泡沫
しかし、もうすぐ夏本番なだけあって外は暑い。
コンビニまで少し歩いただけなのに身体中に汗が滲んでる。
自分の家なら猛暑ギリギリまで扇風機で頑張ったけど、どうせ人の家だ、エアコンぐらい着けたって構わないだろう。
はぁ、と肩を落とし靴を脱ぎさっさとリビングに戻った。
散々ドキドキしたのに、バカみたいだ。
何を期待してたんだろう、本当にバカみたいだ。
リビングのソファにゴロンと寝そべりエアコン温度を27℃に設定。
そよそよと涼しげな風が肌に気持ちいい。
一人暮らしなのに、何で2人掛け用のソファを?と、ぼんやり考えていると
ドキドキしていた緊張が切れてしまったからか
「ぁ、ふわ~…」
風が気持ちよくて心地いい。
徹は残業だし気を張る必要もない。
エアコン着けたままじゃ、肌が乾燥しちゃうだろうけど
緊張の糸が切れてしまった。
目覚めた時、全てが夢ならいいのに。
何事もなかったかのように、浩一の腕の中に戻れたらいいのに。
浩一からは何の連絡もなかった、わかってたはずなのにその事実がこんなにショックだったなんて。
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コンビニまで少し歩いただけなのに身体中に汗が滲んでる。
自分の家なら猛暑ギリギリまで扇風機で頑張ったけど、どうせ人の家だ、エアコンぐらい着けたって構わないだろう。
はぁ、と肩を落とし靴を脱ぎさっさとリビングに戻った。
散々ドキドキしたのに、バカみたいだ。
何を期待してたんだろう、本当にバカみたいだ。
リビングのソファにゴロンと寝そべりエアコン温度を27℃に設定。
そよそよと涼しげな風が肌に気持ちいい。
一人暮らしなのに、何で2人掛け用のソファを?と、ぼんやり考えていると
ドキドキしていた緊張が切れてしまったからか
「ぁ、ふわ~…」
風が気持ちよくて心地いい。
徹は残業だし気を張る必要もない。
エアコン着けたままじゃ、肌が乾燥しちゃうだろうけど
緊張の糸が切れてしまった。
目覚めた時、全てが夢ならいいのに。
何事もなかったかのように、浩一の腕の中に戻れたらいいのに。
浩一からは何の連絡もなかった、わかってたはずなのにその事実がこんなにショックだったなんて。
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