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濡れて堕ちて……
第3章 火花
寝室に逃げ込んだ私は
カーディガンのポケットに忍ばせた携帯に手を伸ばした。
私は、新村さんのあのオーラが苦手だったのかも知れない。
浩一と結婚して8年、褒められる訳でも
夫婦らしい事をする訳でもない。
浩一の都合に合わせて、浩一の顔色を伺って、浩一の機嫌を取って
いつしか、私までマイナスなオーラに飲まれてしまってた。
だから、多分
新村さんのあの
ひだまりみたいな暖かなオーラが怖かった。
カチ
カチカチカチ
カチカチカチカチ
■■■■■■■■■■■■■■
宛先:新村 徹
件名:Re
本文:
近々
会ってもらえますか?
■■■■■■■■■■■■■■■
ピッ…【送信しました】
カーディガンのポケットに忍ばせた携帯に手を伸ばした。
私は、新村さんのあのオーラが苦手だったのかも知れない。
浩一と結婚して8年、褒められる訳でも
夫婦らしい事をする訳でもない。
浩一の都合に合わせて、浩一の顔色を伺って、浩一の機嫌を取って
いつしか、私までマイナスなオーラに飲まれてしまってた。
だから、多分
新村さんのあの
ひだまりみたいな暖かなオーラが怖かった。
カチ
カチカチカチ
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宛先:新村 徹
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会ってもらえますか?
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