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濡れて堕ちて……
第3章 火花
「ほらほら、そんなに落ち込まないで。べっぴんさんが台無しだよ~。いつも来るスーツのお兄ちゃんに嫌われるよ~」
ドキッ!
そのスーツのお兄さんの事で悩んでるなんて口が裂けても言える訳ない。
「やめて下さいよ~、長谷川さん。それじゃあ不倫じゃないですか~」
もしかしたら、新村さんはもう来ないかも知れない。
私だって
あんなメール送って来られたら警戒してしまう。
でも
これでよかったのかも知れない。
新村さんの、あの優しいオーラは一歩間違えれば危険だ。
私の心を癒すには充分過ぎる。
残念なような、ホッとしたような…
でも、少し悲しいような────────
私の目は無意識にパン売り場に向けられていた。
いる訳ない。
来る訳ないと思ってた。
思ってたのに
見つけてしまった。
「あら、陽子ちゃんの王子様がやっと来たね~」
見つけたの。
ひだまりを…。
ドキッ!
そのスーツのお兄さんの事で悩んでるなんて口が裂けても言える訳ない。
「やめて下さいよ~、長谷川さん。それじゃあ不倫じゃないですか~」
もしかしたら、新村さんはもう来ないかも知れない。
私だって
あんなメール送って来られたら警戒してしまう。
でも
これでよかったのかも知れない。
新村さんの、あの優しいオーラは一歩間違えれば危険だ。
私の心を癒すには充分過ぎる。
残念なような、ホッとしたような…
でも、少し悲しいような────────
私の目は無意識にパン売り場に向けられていた。
いる訳ない。
来る訳ないと思ってた。
思ってたのに
見つけてしまった。
「あら、陽子ちゃんの王子様がやっと来たね~」
見つけたの。
ひだまりを…。