この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
濡れて堕ちて……
第3章 火花
いつものように、パン売り場の棚を物色していた。
でも
今日もまた同じメニューになっちゃうんじゃないの?
新村さんの視線は私を捕らえた。
心臓が
痛いぐらいに跳ねてる。
あんな変なメールを送った女に何か近づく訳がない。
今日は長谷川さんのレジに並ぶかも知れない。
もし、そうなったら後で謝罪メールを入れておくつもりだった。
改めてお礼をするつもりだった。
なのに
来てくれた。
「い、いらっしゃいませ…。」
昨日、救急車を呼ばれる非常事態に巻き込んだ罪悪感からか
それとも2人でバスを待った気恥ずかしさからか
あんなメールを送った気まずさなのか
声が震える。
だからって、長谷川さんがいるこの場で声に出して訂正なんか出来ないし。
新村さんに至っては表情1つ変えない、いつも通りに戻ってる。
とりあえず、仕事しなきゃ。
新村さんが持って来た籠の中を見ると…
カレーパンとあんパンとトマトジュース。
やっぱりいつも通りだ。
でも
今日もまた同じメニューになっちゃうんじゃないの?
新村さんの視線は私を捕らえた。
心臓が
痛いぐらいに跳ねてる。
あんな変なメールを送った女に何か近づく訳がない。
今日は長谷川さんのレジに並ぶかも知れない。
もし、そうなったら後で謝罪メールを入れておくつもりだった。
改めてお礼をするつもりだった。
なのに
来てくれた。
「い、いらっしゃいませ…。」
昨日、救急車を呼ばれる非常事態に巻き込んだ罪悪感からか
それとも2人でバスを待った気恥ずかしさからか
あんなメールを送った気まずさなのか
声が震える。
だからって、長谷川さんがいるこの場で声に出して訂正なんか出来ないし。
新村さんに至っては表情1つ変えない、いつも通りに戻ってる。
とりあえず、仕事しなきゃ。
新村さんが持って来た籠の中を見ると…
カレーパンとあんパンとトマトジュース。
やっぱりいつも通りだ。