この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
濡れて堕ちて……
第3章 火花
「どうぞ。あ、すいません、うちスリッパがなくて」
「大丈夫、ちゃんと靴下履いてるから。お邪魔します」
中は
3LDKと言ったところか。
うちも同じ間取りと面積。
でも、一人暮らしにしては贅沢というか、充分過ぎるというか。
まず、私が通されたのはリビング。
何帖ぐらいかはわかんないけど、まぁまぁ広い。
真っ白な壁紙に栄えるように真っ黒なソファ、大きなテレビに、お洒落なガラス性のテーブル。
「座ってて下さい。コーヒーか何か入れてきます」
「あ、ありがとう…」
部屋を見渡し、自分のマンションと比べちゃったりして、一瞬我を失ってたけど
いざとなると
私、今とんでもない事をしてるんじゃ?
結婚してから、浩一以外の男性の部屋に、しかも2人っ切りなんて…
自分で決めた事なのに
いい奥さんなんて、もうやってられないと自棄を起こしたのは私なのに
今更、浩一の顔を思い浮かべて罪悪感で溺れそうになってる。
すると、後ろの方から───────
「旦那さんが勤めてる会社って何て名前なんですか?」
ふっ、と後ろを振り向くと
すぐ後ろにキッチンがあり、こちらを見渡せるように出来ている。
キッチンに立ちながらお湯を沸かしている最中だった。
「大丈夫、ちゃんと靴下履いてるから。お邪魔します」
中は
3LDKと言ったところか。
うちも同じ間取りと面積。
でも、一人暮らしにしては贅沢というか、充分過ぎるというか。
まず、私が通されたのはリビング。
何帖ぐらいかはわかんないけど、まぁまぁ広い。
真っ白な壁紙に栄えるように真っ黒なソファ、大きなテレビに、お洒落なガラス性のテーブル。
「座ってて下さい。コーヒーか何か入れてきます」
「あ、ありがとう…」
部屋を見渡し、自分のマンションと比べちゃったりして、一瞬我を失ってたけど
いざとなると
私、今とんでもない事をしてるんじゃ?
結婚してから、浩一以外の男性の部屋に、しかも2人っ切りなんて…
自分で決めた事なのに
いい奥さんなんて、もうやってられないと自棄を起こしたのは私なのに
今更、浩一の顔を思い浮かべて罪悪感で溺れそうになってる。
すると、後ろの方から───────
「旦那さんが勤めてる会社って何て名前なんですか?」
ふっ、と後ろを振り向くと
すぐ後ろにキッチンがあり、こちらを見渡せるように出来ている。
キッチンに立ちながらお湯を沸かしている最中だった。