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濡れて堕ちて……
第5章 禁忌
「実は、ちょっとトラブルがあってこっちの処理を手伝う事になったんです。朝日フーズさんには僕から連絡して置きますし今回の成績は先輩のものにしてもらって結構ですから」

『ふーん。まぁ、成績はボーナスに響く事もあるし俺としては嬉しいけど』

「じゃぁ、OKですか?」

『成績だけじゃなくて、+ソープ1回分』

「わかりました!なるべく、早く片づけたいトラブルなんで…」
















私は、徹と浩一、どっちが好きなんだろう。



頭の中はその事でいっぱいだった。

私は、ただ女性扱いをしてくれるから徹に心を許したんじゃないかな?

浩一にはない、思いやりや紳士的な部分を徹に求めてたのかな?

でも結局、私と浩一は夫婦で

最終的に私は、浩一に戻るんじゃないかな?





浩一…

今、浩一と話したい事がたくさんあるよ。

もし、勝手な私を許してくれるなら

ちゃんと話をしたいよ。























…カチャ

「お電話変わりました。海外食品一課、鈴村です」

『あ、鈴村さん。1階ロビーで鈴村さんにお客様がいらっしゃってますが』

「え?今日は誰とも会う約束はしてないはずだけど?」

『カルビナス株式会社、営業の新村さんとおっしゃる方ですが…』

「………?わかった、とりあえずそちらに向かいます」























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