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濡れて堕ちて……
第5章 禁忌
子宮がじんじんと熱い。
浩一の白い濁液を一気に受け止めたからだろうか。
「悪い。満足させてやるつもりだったのに…」
いつもと違う。
浩一は自分が満足すればそれで良くて、私の欲求不満や物足りなさなんてお構いなし。
今だって、まだイッてもなかった。
けど、今日は全然腹立たしくない。
イケなくても、物足りなくても幸せな気分だ。
浩一が子供みたいで可愛い。
か細い声で弱さを見せてくれたのが嬉しい。
「いいの…」
浩一の胸に体を預け、暫く浩一の体温を感じた。
何だか、セックスより気持ちいい。
「今、凄く幸せなの…」
好きな人の体温を感じてるだけでも、女は充分幸せになれるんだ。
浩一の胸板でトロンと微睡んでいると、下半身にまた違和感が…
「え?ちょ、ちょっと…、どうしたの!?」
「……お前が、あんまり可愛い事言うからだ…」
下半身に圧迫感を感じる。
私の中に入った浩一のソレがゆっくり膨張して行くのがわかった。
浩一、耳まで真っ赤だ。
「どうしてくれんだよ…」
嬉しい。
私の体で反応してくれるのが。
いつも偉そうな上から目線の浩一が余裕を無くしてる姿が。
「ベッドまで連れて行って」
女って本当に貪欲だ。
浩一の体温を感じてるだけで幸せだったのに
私の体はまだ快楽に飢えてるみたいだ。
もっと、もっとと叫んでるみたいだった。
お姫様のように抱えられ、そのまま寝室にむかった。
見慣れたこのベッド。
お互い背中を向けながら眠ってた。
真っ暗なこの寝室で…。
でも、今は
「あぁっ、浩一、もっと…」
巧みに舌を使い、私の下半身を愛してくれてる。
無意識のうちに体を捻り身悶えてしまう。
そんな自分の姿を想像すると、体中が痺れたように疼く。
「あん、イク…あっ、もうっ、あぁぁっ!」
シーツをきつく握り締め、体をビクンッと波打たせ
浩一との行為で、何年振りかの絶頂を迎えた。
浩一の舌でなんて、いつ以来だろう。