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濡れて堕ちて……
第5章 禁忌
まさか、浩一がこんな事を言ってくれるなんて…
昨日まで聞き分けの悪い子供だと思って他のに、今は凄く愛しくて可愛い。
「この間お前に
“浩一は私じゃなくても言うこと聞いてくれる人なら誰でもいいんでしょ?”って言われた時はかなり堪えたよ。でも、そう思わせたのは俺なんだよな」
…ずっと思ってた。
浩一は私じゃなくてもいいんだって。
私じゃなくても言うことを聞いてくれる従順な女性なら誰でもって。
そうじゃなかったんだ。
ちゃんと私を見てくれてた。
腕枕状態から体を起こしそのまま私を抱き締めてくれた。
「それに、人の機嫌を取るのってかなり疲れる。お前が初めて俺の前でスネた時、身を持って知ったよ」
嬉しくて
嬉し過ぎて、幸せで
また涙腺が緩む。
私の頭を優しく撫でながら小さい子供をあやすように包み込んでくれてる。
「誰でもいいわけねぇじゃん。俺は陽子しか愛してないよ」
嗚呼。
お願い、夢なら覚めないで。
ぐすっと浩一の胸で泣いてしまった私を浩一は「仕方ねぇなぁ」と笑ってくれた。
昨日まで聞き分けの悪い子供だと思って他のに、今は凄く愛しくて可愛い。
「この間お前に
“浩一は私じゃなくても言うこと聞いてくれる人なら誰でもいいんでしょ?”って言われた時はかなり堪えたよ。でも、そう思わせたのは俺なんだよな」
…ずっと思ってた。
浩一は私じゃなくてもいいんだって。
私じゃなくても言うことを聞いてくれる従順な女性なら誰でもって。
そうじゃなかったんだ。
ちゃんと私を見てくれてた。
腕枕状態から体を起こしそのまま私を抱き締めてくれた。
「それに、人の機嫌を取るのってかなり疲れる。お前が初めて俺の前でスネた時、身を持って知ったよ」
嬉しくて
嬉し過ぎて、幸せで
また涙腺が緩む。
私の頭を優しく撫でながら小さい子供をあやすように包み込んでくれてる。
「誰でもいいわけねぇじゃん。俺は陽子しか愛してないよ」
嗚呼。
お願い、夢なら覚めないで。
ぐすっと浩一の胸で泣いてしまった私を浩一は「仕方ねぇなぁ」と笑ってくれた。