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ただ犯されたいの
第17章 【愛欲と支配の果てに……】
そしてお茶を出された直後、身体の力が入らなくなりました。
こんなお方の前でフラフラするなどあってはならない事です。
「どうした?体調が優れんか?」
「すみ…ません……少し目眩が」
「そのまま横になるといい」
どんどん視界も狭くなり真っ暗闇に包まれた。
ピチャピチャと音がして薄っすら目が覚める。
見慣れない天井。
此処はどこ?
目の前が暗くなり誰かが私を見降ろしている。
「気がついたか?舌、出せるか?」
何を仰っているのだろうとすぐに理解出来なかった。
このお方が片桐様だということはわかった。
再び「舌出してみい」と言われて素直に従うと、信じられないことに片桐様が私の舌に舌を絡ませてきたのです。
「あっ……うっ……」
「舌を戻すな、出しなさい」
これは……私は、片桐様とキスをしているのでしょうか。
意識を戻した直後の脳ではすぐに処理が追いつかない。
ピチャピチャと先ほどから耳にする音です。
ずっとこうされていたのだと思います。
少しだけ体勢が苦しくなり起き上がろうとするもビクとも身体が動きません。
脚を曲げられそのまま縄で縛られていたのです。
両手は頭の上で縛られ柱に括りつけられていました。
「あの……片桐様……これは一体」
「前々から気にはなっておった、こうでもしないとお前さんの方からはこんじゃろ、心配するな、たっぷり可愛がってやる、後で好きなだけ額を言え」
幸い服はまだ着ています。
何処かで見たような緊縛の縛り方。
首筋に片桐様の舌が這っていく。
M字にされた脚を優しく撫でながらショーツ越しに割れ目をなぞる。
「良い匂いだ……若い女の匂いにワシのが昂ぶっておるぞ」
着物を掻き分け固くなった股間を出してきました。
あぁ……黒光りしている先から透明な体液が。
身の危険よりもオマンコが疼いてしまうのです。
「ハァハァ……長男とはヤっとるんか?」
ストレートにきた質問にすぐ答えられません。
正直、最後に主人に抱かれたのはいつだったでしょうか。
一年以上空いています。
介護疲れでそれどころではなかったのと、私自身、女として見られていなかったのでしょう。