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ただ犯されたいの
第5章 【大嫌いな義理父と寝取られ母】
私は、母の連れ子。
13歳の時に私と母の暮らすアパートに転がり込んできただらしのないおじさんが嫌で仕方なかった。
再婚相手だとわかった時には、この悍ましい生活のスタート地点に立たされていたの。
「おめでとう、お母さん」
私がそう言うと涙を流して「ありがとう」と。
そんな姿を見たら余計に言えないじゃない。
お母さん、この人、私をレイプしたんだよって。
昔から人見知りは激しく、言葉を発するのも遅かったみたい。
自己主張が人より苦手で友達の居ない教室はストレスの塊だった。
再婚で名前が変わって何も言われないし空気のような存在。
いや、存在価値などあるのだろか。
そもそもそこから疑問である。
父の浮気が原因で親は離婚した。
看護師をしているお母さんは女手ひとつで私を育ててくれていた。
それなりに幸せだったのに。
突然現れた少し小太りなおじさん。
「お父さんになって欲しいんだけどどうかな」なんて私に聞かれても答えようがない。
子供の意見なんて大したことないでしょ?
もうどうせ再婚するって決まってるみたいだし。
私が反対したら再婚しなかったの?
言う事を聞いてお利口にしてなきゃ自分が捨てられる……そう思うと反対など出来なかった。
「まゆみちゃん、これから宜しくね」
何が宜しくなのよ。
いつも勝手にやって来てゴロゴロして、お母さんの稼いだお金で賭け事して負けて。
何度もお母さんにお金を貰っているところ見てるんだよ。
最初は昼間働きに出ていたみたいだけど、今は辞めたのかずっと家に居る。
競馬新聞見ながらラジオ聞いて「あぁ!くそ!」とか叫んでお酒飲んで。
本当、マジで要らない。
邪魔で仕方ない。
こんな男のどこが好きになったの?
まだ好きなの?
「おーい、まゆみちゃん、1000円ある?」
「ありません」
「おい、マジかよ、スロット行けねぇじゃん」
くだらない事でヘッドホン外さなきゃならない。
話す事すらストレスを感じていた。
暫く学校が終わると夜まで公園で過ごしたりして家に帰る時間を遅くしていた、そんなある日。
お母さんはいつものように夜勤で家に居る以上、この人にも食事を与えなければならない。
作り置きしていたおかずを温める。