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第10章 完全リセット

「真理子さん、綺麗だ」と言って抱き締めると、
背中のホックを外してキャミソールごと肩からスルリと落とす。

ショーツとストッキングも一緒に降ろされてしまうと、
そのままそっとベッドに押し倒された。


「ズルい。
陸也さんも脱いで？」とトランクスに手を掛けると、
「先に真理子さんを味わいたい」と私の手を止めた。


「なんか、明るくて恥ずかしい」

「真理子さん、見せて？
全部見たい」と言うと、
頭の先から爪先までゆっくりと味わうようにキスで満たしていった。


私は時には身体を捩り、
時には甘えた声を上げて、
陸也さんにしがみついた。


両脚の間に頭を入れるようにして舐められると、
耐えられなくて大きい声を上げながら蜜を流してしまう。

それを舐め取りながら、
指先をナカに入れられて、
また声を上げる。


手をそっと伸ばすと、
陸也さんのが硬く大きくなっていた。

トランクスを脱がせてしまって、
私は自分で脚を広げて、
そっと陸也さんのをナカに沈めるようにしてみた。



「あああぁ…
熱いな。
それで締め付けてくる。
真理子さん…真理子…」


グイっと奥まで沈めると、
ナカを探るように押し付けては動かして、
私の身体が跳ねる処を見つけては更に動かす。

自分でも両脚を陸也さんの腰に絡めて、
腰を動かしながらキスを強請る。


早く動かされるとあまりの気持ち良さに震えて気を失いそうになる。
重くゆっくり突かれても、
その衝撃でおかしくなりそうになる。


「陸也さん、愛してる。
ナカに…出して？
奥に…掛けて？
あああっ…んっ…んっ…
ダメ。イッちゃう」


「僕ももう…もたないよ。
真理子さん、僕を見て？
気絶しないで。
最後まで見てて？
ああ…出るっ。
真理子さん、出すよ」

そう言って陸也さんは身体を震わせて、
最奥に熱い飛沫を掛けた。

2人、肩で息をしながら抱き合った。


ようやく、初めての夜を2人、
迎えることが出来た気がした。