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揺れる心
第12章 もう、揺れない
そしてあっという間に3年経った。

空くんが幼稚園に入る前に、
私達が絆を深めて、
空くんを授かったインドの空を見せてあげたいと陸也さんが言ってきかなかった。


「まだ、無理じゃないの?」と母は心配していたけど、
「のんびり移動にして、
無理ならそのまま戻ってきますから」と言って、
親子3人で初めての飛行機の旅に出掛けた。


飛行機は夜のフライトにして、
殆ど眠っての移動にした。
起きている時間もご機嫌だった。


3年ぶりのホテルは、
スタッフの方が私達を覚えていてくれて、
お部屋もアップグレードしてくれた。

サリーの生地屋さんもとても再会を喜んでくれて、
「王子様と写真を撮りましょう」と言って、
また、素晴らしい衣装を用意してくれて、
空くんもノリノリで家族写真を撮った。


夜は疲れたのか早々に空くんは眠ってしまったので、
陸也さんにたくさん愛して貰った。

声が出ないようにと、
口を押さえられながらするのも、
何となくいつもと違って、
2人とも興奮してしまっていた。

キスで声を抑えるようにされてイッてしまって、
またドキドキしていると、
陸也さんも挿れたまま、すぐに硬さを取り戻して、
奥の気持ちの良い処をノックして私を翻弄させてナカに熱い飛沫を飛ばす。


気を失うように眠ってしまって、
また明け方、キスで起こされて、
激しく突かれて思わず声を上げてしまう。


慌てて口を塞ぐと、
「真理子さん、可愛い」とクスクス笑いながらキスをすると、
また激しく腰を動かす。


「凄いよ。
ナカがうねってるみたい。
そのままどんどん奥へと引き摺りこまれそうだ。
愛してるよ、真理子さん」

「私も…。
陸也さん、愛してます」



朝になって、
バスタブにお湯を張る。

空くんを起こして3人でのんびりお湯に浸かる。

「ママのおっぱい、可愛い」と言って、
いつも私の胸を触る。

断乳してからもそんな感じで、
陸也さんが苦笑する。


そして、お腹の傷をそっと優しく触る。


「先にパパと出てて?
ママ、軽くお風呂の中、流してから出るから」
と言うと、
2人は先に浴室から出る。

私は習慣で、
バスタブの栓を抜くと、
ザッとお湯で綺麗に流してから出た。


その後、のんびり身支度を整えてダイニングルームで朝食を取った。
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