この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
揺れる心
第2章 初デートはシャンプーの香り
お手洗いを使いたいと言うので案内して、
私は隣の洗面台で歯磨きをしていると、
「俺も歯磨きしたいな。
歯ブラシ、持ってくれば良かったな」と言うので、
ストックしてある無印の歯ブラシを出して渡した。

「えっ?
使って良いの?
で、ここに並べて置いちゃっても良いのかな?」と言いながら、
嬉しそうに歯磨きを始めるので、
棚からフェイスタオルを出した。

「タオルは使ったらこのカゴに入れてくださいね?」と言って、
急いで寝室に戻って、眉を描いてからグロスだけひいた。

なんだか恥ずかしくて、
鏡の中の私は紅くなっていた。


プールに行く時に持てるようなバッグはなかった。
以前、ヴィヴィアン・タムでパーティー用のドレスを買った時に入れてくれたナイロン製のショッパーバッグに取り敢えずタオルだけ入れれば良いのかな?と思って引っ張り出してみた。


リビングに戻ると海斗さんが居て、
「わ。
口紅、塗っちゃったんだ。
歯磨きしたからキスしようと思ったのにな」と少しがっかりした顔で言うので、
「プールって、タオルだけ持てば大丈夫ですか?
バッグもなくて、
取り敢えずナイロンの袋に入れていきます。
海斗さんはタオル、持ちましたか?」と訊いた。

「一応、海パンとゴーグル、タオルとキャップは持ったよ」

「じゃあ、自分のタオルだけで大丈夫ですよね?」と、洗面所に戻って、
バスタオルとフェイスタオル2枚持ってきて、ショッパーに入れた。


「浴室で使ってるタオルしか持ってないけど、
こんなので大丈夫ですか?」

「えっ?
種類とかあるのかな?」

「なんか、もっと元気な色のヤツが良いのかなって。
今治タオルの無地のしかないの」と言うと、
「機能的にはバッチリだと思うよ」とタオルを広げて見ながら笑った。


「おはようのキス、させて?」と、
そのバスタオルでフワリと包むようにして引き寄せると、
そっと額と両頬にキスをすると、
「唇にもしたいな?
ダメ?」と覗き込むように言われて、
瞳を閉じると、
タオルを落として両手で頬を包み込むようにしてキスをする。


「グロス、ついちゃった」と、
指で拭うようにすると、
その指を掴んでペロリと舐めて、
「全部食べちゃいたい。
もっとキスしたい」と言って、
強く抱き締めて深いキスをした。
/139ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ