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揺れる心
第2章 初デートはシャンプーの香り
お手洗いを使いたいと言うので案内して、
私は隣の洗面台で歯磨きをしていると、
「俺も歯磨きしたいな。
歯ブラシ、持ってくれば良かったな」と言うので、
ストックしてある無印の歯ブラシを出して渡した。
「えっ?
使って良いの?
で、ここに並べて置いちゃっても良いのかな?」と言いながら、
嬉しそうに歯磨きを始めるので、
棚からフェイスタオルを出した。
「タオルは使ったらこのカゴに入れてくださいね?」と言って、
急いで寝室に戻って、眉を描いてからグロスだけひいた。
なんだか恥ずかしくて、
鏡の中の私は紅くなっていた。
プールに行く時に持てるようなバッグはなかった。
以前、ヴィヴィアン・タムでパーティー用のドレスを買った時に入れてくれたナイロン製のショッパーバッグに取り敢えずタオルだけ入れれば良いのかな?と思って引っ張り出してみた。
リビングに戻ると海斗さんが居て、
「わ。
口紅、塗っちゃったんだ。
歯磨きしたからキスしようと思ったのにな」と少しがっかりした顔で言うので、
「プールって、タオルだけ持てば大丈夫ですか?
バッグもなくて、
取り敢えずナイロンの袋に入れていきます。
海斗さんはタオル、持ちましたか?」と訊いた。
「一応、海パンとゴーグル、タオルとキャップは持ったよ」
「じゃあ、自分のタオルだけで大丈夫ですよね?」と、洗面所に戻って、
バスタオルとフェイスタオル2枚持ってきて、ショッパーに入れた。
「浴室で使ってるタオルしか持ってないけど、
こんなので大丈夫ですか?」
「えっ?
種類とかあるのかな?」
「なんか、もっと元気な色のヤツが良いのかなって。
今治タオルの無地のしかないの」と言うと、
「機能的にはバッチリだと思うよ」とタオルを広げて見ながら笑った。
「おはようのキス、させて?」と、
そのバスタオルでフワリと包むようにして引き寄せると、
そっと額と両頬にキスをすると、
「唇にもしたいな?
ダメ?」と覗き込むように言われて、
瞳を閉じると、
タオルを落として両手で頬を包み込むようにしてキスをする。
「グロス、ついちゃった」と、
指で拭うようにすると、
その指を掴んでペロリと舐めて、
「全部食べちゃいたい。
もっとキスしたい」と言って、
強く抱き締めて深いキスをした。
私は隣の洗面台で歯磨きをしていると、
「俺も歯磨きしたいな。
歯ブラシ、持ってくれば良かったな」と言うので、
ストックしてある無印の歯ブラシを出して渡した。
「えっ?
使って良いの?
で、ここに並べて置いちゃっても良いのかな?」と言いながら、
嬉しそうに歯磨きを始めるので、
棚からフェイスタオルを出した。
「タオルは使ったらこのカゴに入れてくださいね?」と言って、
急いで寝室に戻って、眉を描いてからグロスだけひいた。
なんだか恥ずかしくて、
鏡の中の私は紅くなっていた。
プールに行く時に持てるようなバッグはなかった。
以前、ヴィヴィアン・タムでパーティー用のドレスを買った時に入れてくれたナイロン製のショッパーバッグに取り敢えずタオルだけ入れれば良いのかな?と思って引っ張り出してみた。
リビングに戻ると海斗さんが居て、
「わ。
口紅、塗っちゃったんだ。
歯磨きしたからキスしようと思ったのにな」と少しがっかりした顔で言うので、
「プールって、タオルだけ持てば大丈夫ですか?
バッグもなくて、
取り敢えずナイロンの袋に入れていきます。
海斗さんはタオル、持ちましたか?」と訊いた。
「一応、海パンとゴーグル、タオルとキャップは持ったよ」
「じゃあ、自分のタオルだけで大丈夫ですよね?」と、洗面所に戻って、
バスタオルとフェイスタオル2枚持ってきて、ショッパーに入れた。
「浴室で使ってるタオルしか持ってないけど、
こんなので大丈夫ですか?」
「えっ?
種類とかあるのかな?」
「なんか、もっと元気な色のヤツが良いのかなって。
今治タオルの無地のしかないの」と言うと、
「機能的にはバッチリだと思うよ」とタオルを広げて見ながら笑った。
「おはようのキス、させて?」と、
そのバスタオルでフワリと包むようにして引き寄せると、
そっと額と両頬にキスをすると、
「唇にもしたいな?
ダメ?」と覗き込むように言われて、
瞳を閉じると、
タオルを落として両手で頬を包み込むようにしてキスをする。
「グロス、ついちゃった」と、
指で拭うようにすると、
その指を掴んでペロリと舐めて、
「全部食べちゃいたい。
もっとキスしたい」と言って、
強く抱き締めて深いキスをした。