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揺れる心
第3章 横恋慕〜愛情か嫉妬か
「真理子さん、どうして離婚したの?
あ、話したくなかったら話さなくて良いけど…」

「んー。
私が魅力的じゃなかったからかな?」

「えっ?」

「出来なかったのよ」

「何が?」

「何がって…えっと…判るでしょ?」

「セックス?」

私は頷いた。

「私なんかじゃ全然勃たないって言われたの。
ああしろ、こうしろって、
色々させらせたのよ?
ビデオとかも見せられて…。
でもダメだったの。
毎日、同居してるお姑さんから嫌味を言われるし、
辛かったな。
そしたら、浮気してるってことが判って、
何だ、他の人となら出来るのねって思ったら、
余計につらくなっちゃって、
実家の母に相談したら、
もう両親が怒りまくって、
弁護士立ててあっという間に離婚することになったの。
話し合いの席で、
彼からは罵倒されたし、最悪だったな。
欠陥品、お返ししますって言われて、
更に父は大激怒で」と、
思い出したらなんだか可笑しくなって笑ってしまったのに、
目から涙が溢れていた。


「真理子さん、ごめん。
そんな嫌なこと、思い出させちゃって…。
もう良いよ。
でもさ、俺は真理子さん見てるだけで勃つよ?
ほら?」と言いながら、
私の手を股間にそっと触れさせる。


「いてて。
勃ち過ぎて痛いくらいだもん。
欠陥品とか失礼極まりないよ。
そっちがポンコツの役立たず野郎だって言いたいくらいだな」と言うと、そっとキスをする。


「このまま、真理子さんのこと、押し倒して、
俺のものにしたいくらい好きだよ」と言って、
舌を絡めて吸いながら胸にそっと触れる。


ビクンとしてしまうと、
「怖い?
嫌かな?」と目を見つめながら言う。

私は首を横に振って瞳を閉じると、
海斗さんの手の平が私の胸を包むようにして揉みしだいていく。


「大きくて柔らかい。
手の平に収まりきらないくらいだな」と言って、
ボタンをそっと外していく。


「すべすべで真っ白だ。
ブラ、外したい」

「ダメ。明るくて恥ずかしいから」

「えっ?
暗いと見えないよ?」

「だって…」

「灯り、消したら良いの?
ベッドに行く?」


「今日はダメなの。
えっと…生理になっちゃって…」

「俺は構わないけど…
真理子さんが嫌なら。
胸も痛い?」と気遣ってくる。

そっとボタンを嵌めてから頬にキスをしてくれた。

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