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揺れる心
第3章 横恋慕〜愛情か嫉妬か
「まだ6時前か。
今日は仕事、行かないとダメなの?」

「ええ。今日は休めないかな?」

「この薬、昏睡するくらい強いから飲まないで?
捨てるよ?
お風呂沸かしてくるからゆっくりお腹、温めて?
昨日、スープ買ってきたけど、冷めちゃったから温めて飲んで、
普通の鎮痛剤飲むと良いよ」と言うと、
バスルームの方に行ってしまう。

ノロノロとシーツを丸めて、
下のベッドパッドも丸めて取り除いて洗面台まで運ぶと、
シーツとベッドパッドをウタマロ石鹸で手洗いしてから洗濯機に入れた。


「僕が洗おうか?」

「まさか!
他の人にお願いするなんて!」と言うと、
「医者だから、血とか、全然気にならないよ?」と笑った。


「ダメダメ。自分でするし、着替えるから…」と言うと、
「あ、そうか。ごめん」と言って外に出てくれる。

パジャマも脱いで、パンツとショーツを洗って、
一度洗濯カゴに入れる。
ナプキンは黒いビニール袋に入れて口を結んで隅に置いてから浴室に入った。


シャワーで流すそばから経血が流れる。
今日も辛そう。

綺麗にしてから湯船に入ると不思議と血液は出ない。
胸元にはたくさんの花弁が散っていた。

もう、お兄様が付けたものは判らないくらいだった。


自分の迂闊さを恥じながら、
胸を刺激された時の甘い気持ちを思い出して、
そっと指先で触れてみた。

自分で触れても、
あの感じはしないものなのねと思って、
頬が紅くなってしまう。

私の胸に夢中でしがみつく海斗さんに、
確実に翻弄されて惹かれているのを感じて、
胸の先端がキュッと固くなってしまって、
余計に紅くなってしまった。


お風呂から出ると、
困った顔で海斗さんがキッチンで立ち尽くしていた。


「スープの温め方が判らない」

「私がやりますよ?」と言って、
クラムチャウダーの入ったカップの中身を小鍋に移し替えて、
少しだけ牛乳を足して弱火で温めて最後にチーズを削り下ろして入れた。

パンも硬くなっていたので、
少し霧吹きで水分を与えてからオーブントースターで温めて、
スープには木のスプーンを添えて海斗さんに運んで貰った。


「なんだか美味しくなったよ?」と言いながら食べると、
「一回家に帰ってシャワー浴びてから病院に行くね?」と言って立ち上がった。
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