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揺れる心
第5章 油断
「真理子さん、笑うと可愛いですね?」

「笑ってないと、可愛げないでしょう?」

「いや。
笑ってない時は綺麗ですよ。
海斗と付き合ってるんですよね?
残念だな」と、そっと手を握るので、
私もそっと手を外して、

「あの…。
もう失礼しますね?
ご馳走様でした」と言ってスツールから降りようとして、
少し脚を捻ってしまった感じがした。

物凄く痛い。
声をなんとか呑み込んで、
静かに歩き始めようとしたけど、
泣きそうなほど痛い。


お兄様はバーテンダーにキーを見せて「部屋に付けておいて?」と言うと、
立ち上がって手を貸してくれる。


「大丈夫ですか?
また、足首、捻ってしまいましたか?
お部屋までエスコートしますよ」と言って私のバッグを持つと腰に手を回して抱えるように歩き始める。


部屋の前まで送ってくれて、
「お大事に!」と言って踵を返した。

ホッとしてキーを開けて入ろうとした時に、
「ほら。
無防備だ。
背中見せて、これじゃあ簡単に部屋に入られるよ?」と言って、
気づいた時にはドアの中にお兄様が立っていた。


「えっ?
あの…どうして?」

私は混乱しながら後退りすると、
また転びそうになるのを腕で掴まれてなんとか踏み止まれた瞬間、
キスをされていた。


「んっ…んっ…。
イヤ、辞めて…」と言おうとする隙に、
舌を滑り込ませてきて強引に私の舌を絡め取ろうとする。

首を振って抵抗しようとしても、
がっしりと抱き締められてしまって身動きも取れない。


自分の迂闊さに涙が出てきてしまう。

「…か…いと…さん…」


名前を呼びながら意識が遠のきそうになる。




「そんなに海斗が良いのか?」

急に身体を離して、私をベッドに突き飛ばすように押すと、
お兄様は苦々しい口調で言う。


私は慌てて起きようとすると、
上からのし掛かるようにされて、
両手を一つにするように掴まれてキスをされる。

逃れようと身体を動かそうとするけど、
怖さで震えてしまって涙が溢れてしまう。

外したネクタイでその両手首を縛られてしまう。


ラップワンピースの合わせ目のリボンベルトを外して前が開かれる。
スリップとブラをずらすようにすると、
私の胸を凝視する。

胸には少し薄くなったものや新しく付けられた海斗さんが散らした花弁があった。




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