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揺れる心
第5章 油断
意識がまた、少しずつ戻ってきた。
お兄様は、何故か泣きながら私の頬を撫でて、
「百合さん…どうして…?」と呟いていた。
私がゆっくり目を開けると、
ぼんやり私の顔を見つめているけど、
まるで実体のない、
私の後ろに居る誰かを見ているようにも見えた。
私は震えながら涙を流してしまうと、
お兄様は優しく私の涙を指先で拭ってまつ毛にキスをする。
私が静かに涙を流し続けていると、
「泣かないで、百合さん。
愛しているから…。
どうしても僕のものにしたかったんだ…」と言って私を抱き締める。
私の頬にお兄様の涙が落ちる。
…百合さんって、誰?
なんで泣いてるの?
混乱しながらも、縛られた両手を何とか外そうともがいていると、
正気を失っていた瞳に力が戻ってくる。
そして冷たい表情で
「ああ…真理子さん。
ダメだよ。逃げられないから。
意識がないんじゃ、
つまらないから待ってたよ。
ほら、脚を広げるんだ」と言うと、
また私の両脚を開いて無理矢理挿れようとする。
「写真も撮ろうか?
海斗に見せたら、なんて言うかな?」と嗤いながら携帯を出す。
「動画を撮って送りつけようか?
それとも、やっぱり生電話かな?」と言われて、
縛られた両手でお兄様の胸を叩こうとするけど力が入らない。
だったら…と、舌を噛んで死んでしまおうと思う。
それに気づいて私から剥ぎ取ったワンピースのリボンを猿轡のようにする。
「舌を噛み切るほど、
僕が嫌なのか。
でも、逃げられないよ?
誰も助けには来ない。
写真を海斗に見られたくないなら、
僕の言うことを聞くしかないよ。
こうしてたら、段々気持ち良くなる。
そのうち、海斗より僕の方が良くなるから」と言うと、
片脚を掴んで肩に掛かるようにして、
無理矢理奥へと挿れようとする。
「ああ。凄くきついな。
力を抜いて?
まだ先しか入ってないよ。
そんなに嫌なんだ。
海斗が良いんだ。
何で海斗なんだ?
百合さんもそうだった…」と言いながら無理矢理キスをされてるうちにまた意識が遠のいてしまった。
次に目が覚めると誰も居なかった。
シーツにはうっすら血がついていた。
最後までされたのかも判らなくて、
シャワーを浴びてナカを洗ってみた。
残留しているような感じはなかったけど、
病院に行かなくちゃ…と思って、泣いた。
お兄様は、何故か泣きながら私の頬を撫でて、
「百合さん…どうして…?」と呟いていた。
私がゆっくり目を開けると、
ぼんやり私の顔を見つめているけど、
まるで実体のない、
私の後ろに居る誰かを見ているようにも見えた。
私は震えながら涙を流してしまうと、
お兄様は優しく私の涙を指先で拭ってまつ毛にキスをする。
私が静かに涙を流し続けていると、
「泣かないで、百合さん。
愛しているから…。
どうしても僕のものにしたかったんだ…」と言って私を抱き締める。
私の頬にお兄様の涙が落ちる。
…百合さんって、誰?
なんで泣いてるの?
混乱しながらも、縛られた両手を何とか外そうともがいていると、
正気を失っていた瞳に力が戻ってくる。
そして冷たい表情で
「ああ…真理子さん。
ダメだよ。逃げられないから。
意識がないんじゃ、
つまらないから待ってたよ。
ほら、脚を広げるんだ」と言うと、
また私の両脚を開いて無理矢理挿れようとする。
「写真も撮ろうか?
海斗に見せたら、なんて言うかな?」と嗤いながら携帯を出す。
「動画を撮って送りつけようか?
それとも、やっぱり生電話かな?」と言われて、
縛られた両手でお兄様の胸を叩こうとするけど力が入らない。
だったら…と、舌を噛んで死んでしまおうと思う。
それに気づいて私から剥ぎ取ったワンピースのリボンを猿轡のようにする。
「舌を噛み切るほど、
僕が嫌なのか。
でも、逃げられないよ?
誰も助けには来ない。
写真を海斗に見られたくないなら、
僕の言うことを聞くしかないよ。
こうしてたら、段々気持ち良くなる。
そのうち、海斗より僕の方が良くなるから」と言うと、
片脚を掴んで肩に掛かるようにして、
無理矢理奥へと挿れようとする。
「ああ。凄くきついな。
力を抜いて?
まだ先しか入ってないよ。
そんなに嫌なんだ。
海斗が良いんだ。
何で海斗なんだ?
百合さんもそうだった…」と言いながら無理矢理キスをされてるうちにまた意識が遠のいてしまった。
次に目が覚めると誰も居なかった。
シーツにはうっすら血がついていた。
最後までされたのかも判らなくて、
シャワーを浴びてナカを洗ってみた。
残留しているような感じはなかったけど、
病院に行かなくちゃ…と思って、泣いた。