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揺れる心
第7章 安藤家の崩壊と再生
「やめないか。
真理子さんを愚弄するんじゃない!」
お兄様はゆっくりお父様を見ると、
話を続けた。
「嫌がる真理子さんは、
百合さんとそっくりだったよ。
だから、縛って無理矢理挿れた。
僕は泣きながら気絶してた百合さんを夢中で犯した。
そしたら、百合さん、妊娠した。
僕は嬉しかった。
父さんは母さんの顔色を見て、
全然、百合さんの処は行かなくなってて、
百合さんはいつも寂しそうだった。
僕のことを子供扱いしてたけど、
力は僕の方も強いし、
他の女の子で練習してたから、
百合さんをモノにするのは簡単だった。
写真撮って脅かしたら、
黙って哀しそうな顔で言うことを聞いてくれて。
妊娠したら、僕のモノだと思ったのに…。
百合さん、薬を飲んで昏睡して、
そのまま死んでしまった。
最後になんて言ったと思う?
『海斗さん、ごめんなさい。ずっと見守っているから』って。
海斗はいつもそうだ。
父さんも本当は海斗が僕より大事。
百合さんが最後まで想ってたのも海斗。
お爺さんもお婆さんも、みんな海斗ばかり。
母さんは、自分のことだけが大事。
誰も僕のことなんて。
だから僕は、真理子さんだけは僕のモノにする」
私と百合さんを混同してしまって、
混乱しているみたいだったお兄様は、
私の手首を掴んだ。
真理子さんを愚弄するんじゃない!」
お兄様はゆっくりお父様を見ると、
話を続けた。
「嫌がる真理子さんは、
百合さんとそっくりだったよ。
だから、縛って無理矢理挿れた。
僕は泣きながら気絶してた百合さんを夢中で犯した。
そしたら、百合さん、妊娠した。
僕は嬉しかった。
父さんは母さんの顔色を見て、
全然、百合さんの処は行かなくなってて、
百合さんはいつも寂しそうだった。
僕のことを子供扱いしてたけど、
力は僕の方も強いし、
他の女の子で練習してたから、
百合さんをモノにするのは簡単だった。
写真撮って脅かしたら、
黙って哀しそうな顔で言うことを聞いてくれて。
妊娠したら、僕のモノだと思ったのに…。
百合さん、薬を飲んで昏睡して、
そのまま死んでしまった。
最後になんて言ったと思う?
『海斗さん、ごめんなさい。ずっと見守っているから』って。
海斗はいつもそうだ。
父さんも本当は海斗が僕より大事。
百合さんが最後まで想ってたのも海斗。
お爺さんもお婆さんも、みんな海斗ばかり。
母さんは、自分のことだけが大事。
誰も僕のことなんて。
だから僕は、真理子さんだけは僕のモノにする」
私と百合さんを混同してしまって、
混乱しているみたいだったお兄様は、
私の手首を掴んだ。