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揺れる心
第7章 安藤家の崩壊と再生
「ある日、この家に来たら、
家の中がシーンとしていた。
声を掛けながら家の中を進むと、
百合子さんの部屋から小さい泣き声が聴こえた。
小さくノックをして入ると、
彼女は机に突っ伏すようにして、
肩を震わせて泣いていた。
『どうしたの?』と訊くと、
私の母が入院してしまったと言って、
母にもしものことがあって、
そして、やがて私の父も居なくなったら、
自分は独りぼっちになってしまうと思ったら、
怖くなったと言ってポロポロと泣いていたと言った。
『僕が居るから大丈夫だよ?』と言いながら肩に手を置いた。
『だって、春樹兄様は、ご結婚して、
ご家庭があるもの』と言う。
そんな百合子さんの髪を撫でながら、
私は自分の異変に気付いた。
泣いている百合子さんを見て、欲情してたんだよ。
本当に久し振りに、痛いほど股間が勃っていた。
私は何も考えられなくなって、
百合子さんの手を引いてベッドに押し倒してキスをした。
彼女は身体を固くして、
歯を食いしばるように唇を固く閉じているのを、
顎と頬に手を置いて無理矢理口を開けさせて、
口の中を犯すようなキスをした。
そして、着ていた可愛らしいブラウスのボタンを乱暴に外していった。
百合子さんは驚いた顔をして、
『春樹兄様?どうして?』と言うのを、
更にキスして言葉を止めて、
胸を掴んで撫でて、
スカートを捲り上げて…
百合子さんは少し泣いた後は、ずっと唇を噛み締めてた。
唇から少し血が滲んでいて…お尻の下辺りのシーツにも血がついていたよ。
私は、『百合子さん、愛してる。
愛してるから…』と言って、その後、何度も抱いて、
海斗を授かった。
別に私と百合子さんは血の繋がりもないから、
私が離婚さえすれば良かった。
それなのに、私は、自分の仕事のポジションを捨てる勇気がなくて、
おまけに妻に百合子さんとのことがバレてしまって。
出産したと聴いて、慌ててここに来た。
百合子さんは、『春樹兄様、ご家庭を大切にして?
私、海斗さんが居れば大丈夫。
もう独りぼっちじゃないわ?』と優しく笑ってくれたのを最後に、
私はここに来なくなったんだ。
本当に卑怯な男だったよ」と、お父様は泣いていた。
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