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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)

水球部の初日の練習が終わってホッとしたのも束の間、私は更衣室で戸惑っている。
女子水球部のキャプテン、立木 愛さんの視線を全身に感じているからだ。
身体にピッタリとフィットしている水着を脱ぎ、バスタオルを身体に巻き付ける。ただそれだけのことなのに、視線を意識しているからまごついてしまう。
大人びたクール系の美少女の視線には何も隠し事が出来ない、心の中まで見られている、そんな気にさせられてしまう。
それは、水着を脱いだ姿を見られるよりも恥ずかしかった。ひょっとして今の私の気持ちなど、すっかり裸にされているのかも知れない。そんな気にさせられる。
まだ直接話をしたことはないし、多くの時間を過ごした訳でもないけれど、キャプテンとして相応しく、皆に信頼されているのはよく分かった。白石コーチが、まだ大学生の様な雰囲気を持っていてホンワカしているロリ巨乳なのに、愛さんはコーチよりしっかり者のお姉さんのようだ。私は愛さんに気づいていない素振りで、背中を向けてバスタオルを身体に巻いた。

「聖羅さん?だったよね」
突然、愛さんに話しかけられた。同じようにバスタオルを巻いただけの美少女がすぐ側に来ていた。クールな視線の圧が凄い。それに加えて、ピンクに染まった白い肌と、バスタオルで全部を隠しきれていない胸の谷間が目に飛び込んでくる。近くで見て、ドキドキしてしまう。
「膝は大丈夫?水の中って言っても脚の運動量は多いから、無理は禁物だよ」優しい言い方だった。
私の身体の状態、知ってるんだ!・・・それじゃ泳げないことも?
いずれは知られてしまうことでも、それは恥ずかしい。
「は、はい、大丈夫です。バレーやバスケは出来ないけど、走ることは出来る位なので、水の中なら全然問題ないです」
「そう、良かった」
濡れた髪をタオルに包んだまま、うっすらと上気した頬で微笑んでくれる。クールな瞳が少し細くなって柔らかな印象になる。
こ、これは、惚れちゃうでしょ!・・・
本気でそう思った。胸のドキドキが治まらない。
基礎錬は大事だから、がんばってね。そう声をかけてくれた後、私の後ろにあるロッカーから着替えを取り出し、何の躊躇も見せずに身体からバスタオルを外す。
私は慌てて目を逸らした。いや、逸らすふりをした。
わっ!今、愛さんはオールヌード!!でも堂々としてて凄い!・・・
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