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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)
壁を背にして立っている俺達7人は女子水球部のメンバーにぐるりと取り囲まれてしまった。前列の子は皆、興味津々といった顔を此方に向けていた。その肩越しに後列の子達も覗き込んでくる。警戒心は無さそうでホッとしたが、その視線はあちらこちらと忙しそうに動いていた。頭の先からつま先まで、全身を見られている。恥ずかしさの中にも興奮を感じてしまい、身体が熱くなる。

当り前だが、どこを見ても水着の女子高生だ。しかもよく見れば、イケてる女子が多い。美少女タイプ、可愛い妹タイプ、年上のお姉さんタイプ、などがいて目移りしてしまう。スタイルもそうだ。巨乳ちゃんからスレンダーさんまで、揃っている。雰囲気から身体のラインまで学年による違いも分かってエロい。
水球用の水着はその身体にピッタリとフィットして、ラインを露わにしてくれていた。下半身の食い込みも普通の水着よりは激しい。ハイレグの角度が刺激的なくらい上がっている。
水球は競技中は脚を使って立つことが許されない。太腿を開き巻き足で立ち泳ぎをし続けないといけない。なので脚を広げるのに便利なハイレグは必要な機能なのでしょうがない事なのだ。が、その分下腹部の盛り上がりの違いがハッキリと分かってしまう。高さや幅の違いを見比べて、その中身まで想像してしまう。
本来なら嬉しくて、水着で包まれた身体をすっとガン見してしまうはずだ。しかし、今は俺達の2倍以上いる女子高生の視線の圧力に負けてしまいそうだった。
そして、ひそひそと話し出す女の子達が出始めると、その波は全員に伝わっていった。
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