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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)
きゃっ・・・押し付けすぎちゃった!・・・
暗闇なので距離感が分からなかった。胸の膨らみを少し触れさせるつもり
が、逞しい黒川君の二の腕にムギュッと押し付けてしまった。
自分でしておいて胸がドキドキし始めた。きっと顔が赤くなっている。
すぐに離れて不自然に思われたくないから、そのままじっとしているしか
なかった。
「しょうがないな、他の人には内緒だぜ」
彼は渋々承知したかのように言った。でも雰囲気でよく分かる。
二の腕に押し付けられている私の胸の膨らみ。それを意識していないよう
な口ぶりでも、腕を動かさずにじっとしている。膨らみから離れようとは
しない。二の腕に神経を集中させ、きっと鼻の下が伸びているに違いない。
男の子なんて単純だからさ、友達がそう言っていた通りだと思った。
ゆっくりと歩き出した黒川君に合わせて、ピタッと体を寄せて歩く。
左腕にしがみ付いたままだから、彼の二の腕の硬い筋肉が胸を押し、擦り
刺激してくる。こんな時なのに感じてしまう。胸の先端が少しずつ反応し
て硬くなっていく。
気づかれたら恥ずかしいな・・・
そう思ってもしがみ付いていくしかない。
灯りは消えてしまっても何かの設備の機械は動いているようで、低く唸っ
ているような音だけが響いている。空調は止まっているから、生暖かい空
気の中を進み、更衣室の扉の前に辿り着いた。

「着いたよ。着替えておいでよ」
呑気な声でそう言った黒川君の言葉が信じられない。それが出来るくらい
なら、一緒に来てもらったりしないのに。またムッとしてしまったけれど
我慢した。一人にされたらきっと死んでしまう。一人にはなりたくない。
「中まで一緒に来て!お願いだから、ね?」
「でも、流石に女子更衣室まで入ったらヤバくない?そんな問題は起こし
たくないんだよなぁ」
また今更な事を言いだした。プールで2人でHなことをしていた方が問題
でしょ!、そう言いたくなる。
ひょっとして、私を困らせて楽しんでるの?、そんな気もする。
また同じ手を使うしかなかった。
黒川君の背中側に回り込み、そのまましがみ付いた。腰に手を置き上半身
をピッタリと密着させてあげる。額を背中に押し当ててお願いをする。
「先に行ってよ。中に入っていいから・・・誰にも言わないから」
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