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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)
⑨ 
黒川先輩と朝練を始めて2週間が過ぎた。泳ぐことや水球に関して初心者
だった私も、巻き足を使って浮かび続けながらボールを扱うことや泳ぎな
がらボールを運ぶことも、なんとか出来るようになってきた。
水に顔を付けることは怖いけれど、水球では息継ぎも含めて関係ないこと
が良かった。それにバレーボールを真剣にやっていたことが水球でも役立
っている。先輩もそれを生かしたプレーを考えてくれているそうなので、
今は基礎を頑張ろうと思う。

私と黒川先輩の関係はあまり進展していない。初日にあんなに大胆に触っ
てきたのに、朝練も放課後の練習時もそれほどHなことはしてこない。
せいぜい、指導といいながら水着の上から胸やお尻にタッチしてきたり、
接触プレーの時、私に裸同然の身体を密着させて来る事位だった。
後ろから、私のお尻に硬くなったモノを擦り付けるようにしながら圧を掛
けて来た時は一番興奮してしまったけれど、それ以上の事は無かった。
私に興味が無くなったのかな、と思うけど、水着姿の私を見る目がいやら
しくて素敵な時も有ったりするので、実際はよく分らなかった。
黒川先輩に対する気持ちは変わっていない。もっと仲良くなりたいし、H
なこともして欲しい。この2週間で、そんな気持ちがどんどん溜まってい
る気がする。それに、他の女の子達からも人気があるから不安も感じてい
る。個別に練習を見てもらっているのは私だけじゃないし、他の子と楽し
そうに笑い合っているのを見ると気が気ではない。
だから今日の朝練はちょっと攻めようと思っている。
先輩の立場上、私1人を特別に指導するわけにはいかない。でもその他大
勢の中の1人も絶対に嫌だったから。

「黒川先輩、おはようございます!宜しくお願いします」
「おっはよ~・・・ああ、眠いよ~」
うわっ・・・本当に眠そうな顔だな・・・
爽やかさが素敵な先輩だけど、寝不足なのか疲れが取れていないのか、ど
ちらにしても辛そうなのがよく分かる、朝の顔だった。
放課後の本練習以外にも、他の部員との個別練習で忙しいとは聞いている
し、それ以外にも夜に個別練習をしているらしい。
水球部を強くするため、とはいえ大変だなあ・・・だから・・・
そう、今日はそんな先輩に元気を出してもらうために、私がレフレッシュ
させてあげるのだ。
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