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第1章 水球部　編　（１）

どんな手を使ってでも優勝しなくっちゃ・・・
改めて思った。優勝できなければ今期で私はコーチを止めさせられてしま
う。コーチとしての働き口は他のスポーツ程多くは無い。そして、今の贅
沢な報酬から普通の職業の収入に戻りたくはなかった。優勝すれば、特別
ボーナスや大幅な昇給もある。優秀な選手も今より集めやすくなるから、
いい成績を継続できる可能性も広がる。
絶対優勝しなくっちゃ・・・その為なら・・・
もう決心している気持ちを確かめるように思い返した。
男子部員にしっかり働いてもらうために、身体を許すぐらい我慢できる。
全員がお気に入りの子ではないけれど、求められればしょうがない。
ううん違う・・・
求めてくるくらい挑発して、私が欲しければ優勝させなさい。それ位は言
ってもかまわない。
男子部員が頑張れるように、女子部員とのＨは多めに見ていくつもりだっ
た。試合に影響がなければ自由にさせてあげる。
女子部員も頑張らせなければ意味がない。いかにイケメンぞろいの男子部
員を餌に頑張らせるか。その為の案の一つをそろそろ発表しないと、とも
思う。
どんな展開になるのか楽しみね・・・男子部員と女子部員、そして私も・・・