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私立煩悶女学園の憂鬱。
第1章 水球部 編 (1)
うん、うん、と白石コーチは頷いてから言った。
「実はね・・・部員達の間から、練習後の疲れが抜けないって相談が来て
いてね。それで・・・」
怠そうに背もたれから身体を起こすと、それでも意外なほど綺麗な姿勢で
俺を見つめる。膝も揃えてミニスカートの裾をさりげなく整えた。
「男子部員に女子のマッサージをお願いできないかなって思ったの」
そう言うと、しかし早くも姿勢がぐらつき始めた。無理をしたからか、背
もたれに背中を勢いよく預けた拍子に腰が前にずれて膝が開いてしまった。
内腿と黒いレースのパンティが見えてしまう。コーチが慌てて手で押さえ
ても遅い。しっかりと見えすぎて、股間が痛い。ジャージにすれば良かっ
た、と後悔した。
「コラッ!だめでしょ!もう・・・」
白石コーチは、またスカートの裾を直しながら理不尽にも怒ってくる。そ
れも可愛くてニヤニヤが止まらない。
「どうかなぁ?それで、実際どんな感じか、今からしてみて欲しいんだけ
ど・・・」
「えっ今から!」
「そう・・・」
「マッサージをコーチに!」
「そう・・・嫌?」
嫌なはずがない。それで白石コーチの腕や脚に遠慮なく触れるなら、断る
理由などあるはずがない。
「そうですね・・・確かに疲れを溜め込むよりも、その日のうちに発散し
た方が良いですよね。それじゃ、早速始めましょう」
真面目な顔をして答えると素早く立ち上がった。テーブルを回り込み、ソ
ファに座る白石コーチの足元に跪いた。こんな時は、相手の気が変わらな
いうちに行動する方がいい。
「えっ、いいの?・・・でもちょっと待って!・・・」
俺の素早い行動に戸惑っている内にコーチの左膝を掴んだ。立てた俺の右
膝の上にコーチの足の踵を乗せる。
「足の裏から押していきます」
「えっはっはい・・・よろしく、ね・・・」
アルコールで薄いピンク色をしていた頬が濃く染まっていく。恥ずかしが
っているのがよく分かる。ソファに座りながら膝を立てているコーチの、
白い内腿が見放題だ。スッと伸びている太腿は、柔らかそうで触り心地の
良さそうな綺麗な肌だ。その先にある黒いパンティは、コーチがスカート
の裾を押さえて隠してしまっていた。
そのうち見放題にはなるけどね・・・白石コーチから言い出したんだから
遠慮しなくても良いよな・・・
足の裏全体を揉み解しながら、刺激していく。
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