パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 広がる沙漠

　全身を細かく痙攣させて達し始めると、彼の目の前で秘唇から潮が噴き出し、両側の内ももを流れていった。徹は蕊先に振動を与え続けている。媚肉に締め付けられた飛沫が彼の顔に散るが、紅美子はヒップを持ち上げているだけで精一杯だった。

「うっ……、やあっ！」
　突如として、無機質な振動がなくなり、肉蕊を柔らかな唇に吸われた。「まっ……、んっ、……まだ、出てるっ……、から……」

　股に密着している顔が、捻じれるように横に振れる。徹とは思えないいじきたない唇が、性感の尖った雛先を執拗に吸い上げてくる。

「ンッ……、クミ、ちゃん。気持ちいい……？」
「すごい、よ、徹……、めちゃくちゃ、気持ちいい……」
「替わろ？」
「うん……」

　まだ下肢は痺れていたが、徹から降りると、彼のいた場所に横たわった。長く長くキスを続け、おもむろに下ってくる唇が、首筋から胸元へ、そしてバストの丸みを這っていく。手は優しくヘアを撫で、蜜の滴る花弁へと降りてきた。

「……指、入れてもいい？」
「うん……」

　どこかで聞いた言葉が聞こえ、入口を探り、指がおそるおそると挿ってきた。

「痛くない？」
「大丈夫……、すっごい気持ちいい」

　素朴、という言葉が連想される愛撫だった。しかし指を抽送しながら、同時に体じゅうに甲斐々々しく唇を這わされると、性感は著しく燃え上っていた。

「ね、徹、また……」
「うん」
「さっきのとこ……、もう一回、キスして」
「……うん」

　脚の間にもぐった徹に蕊先を慈しまれると、また絶頂が訪れた。わななく腰に唇を外されても、すぐに追いついてきて愛してくれる。図らずも角度が変わったために、鋭敏になった襞壁を指に擦られて、バネが外れたかのようにヒップを浮かせてしまい、

「わっ……、と、徹、ちょっ……、指、待って……」
「どうしたの？」
「んんっ！　まだ、イッ……、イッてる、から、……ああっ！」
「クミちゃん、だって……、さっき俺の、イジメた」
「徹はっ……、わ、たしの、こと、イジメたら、だめ、っ……、なの……」
「イジメてない。愛してるんだ」
「うあっ……！」