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私んちは淫乱家族
第8章 ★★日曜日の朝です★★

飲みなれないお兄ちゃんは、かなり酔いが回っていたようですが、おばさまの話を、少しも聞き洩らさないようにと、きっちり耳をそばだてていたのです。
そして、目を爛々と輝かせて、おばさまのスカートから剥き出しになった白い太ももを、毛穴が見えるほど凝視していたのですよ。
でもね、きっとその時おばさまは、お兄ちゃんの熱い眼差しに、気付いていたんだと私は思いますよ。
おばさまはお母さんと話をしながら、お兄ちゃんの方をチラチラ見てたから。
お兄ちゃんを欲情させるかのように、チラリ、チラリとスカートの裾をめくって見せていたから。
もしかしたらおばさまは、先生との話を本当に聞かせたいのは、お母さんじゃなくて、お兄ちゃんだったのかもしれません。
そう考えたら気のせいか、おばさまの声が熱を帯びて、お兄ちゃんにもよく聞こえるように、少し大きくなったように思います。

