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私んちは淫乱家族
第10章 お兄ちゃんの告白

お兄ちゃんは、おばさまの白く妖艶な太ももも、オッパイも、挑発的なストロベリーピンクのネグリジェや曼殊沙華レッドの紐パンティすらも、みんな楽しむことなく果ててしまった。
せっかく出されたご馳走を、鼻先で匂いを嗅いだだけで捨ててしまった。
自分のこともそうだけど、おばさまが満足できずに生殺しのまま、不完全燃焼でくすぶらせてしまったと考えるとやるせなかった。
これはお兄ちゃんにとって、男として、とても不名誉で屈辱的なことだったのですよ。
だからお兄ちゃんは、すっかり落ち込んでいたのです。
そんなお兄ちゃんを元気づけるように、私は教えてあげたのですよ。
「お兄ちゃん、おばさまのことなら、大丈夫だよ。その先はね、私が知ってるから、話してあげるよ」
お兄ちゃんは、いかにも驚いた様子で私を見つめます。
「えっ? その先って、何をメグが知ってるんだ?」
「だって私、見たんだもの。ミレイちゃんと一緒に、トイレに行く時に」
「見たって? 何を見たんだよ?」
お兄ちゃんの目は真剣な眼差しです。
だから私も、見たままのことを話してあげたのですよ。

