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私んちは淫乱家族
第11章 お父さんとおばさま

放心状態のあたしは、畳の上に仰向けのまま、動く気力も失っていた。

審判の女性がティッシュを束ね、お腹の精液を拭き取ってくれた。

「うわさ通りの太ももね。赤ん坊みたいにスベスベで、白蛇のように艶っぽい。とっても素敵だわ」

女性はつぶやくと、自分もブラウスを脱ぎ、スカートを脱ぎ、下着も脱いで、あたしの上にかぶさった。
唇を重ねて舌を入れられ、乳首を吸われ、オマンコに指を突っ込まれた。

頭の中は真っ白で、何が起こっているのか分からない。
女審判にされるがままに、抵抗することさえ忘れていた。
オマンコに、オマンコを押しつけられて、未知の愉悦に癒されている。
喘ぎに喘ぎまくって、あたしは悶絶して果てた。


あたしは家に帰って、頭の中を整理した。
考えれば考えるほど、失意と屈辱に打ちひしがれる。

先生にハメられ、女審判にも犯された。
女審判は、先生の奥さまだった。
あとで噂に聞いたけど、先生はたまに、スワッピングや乱パに参加しているらしい。

あたしはしばらく、食事も喉を通らずふさぎ込んだ。
大学生だったお兄ちゃんが心配して、しつこく詮索するので打ち明けた。

お兄ちゃんは何も言わずに、あたしの服を脱がせて優しく抱いて、初めて交合の真似事をしてくれた。
だけど、あたしは、何も感じることができなかった。

まるで不感症の女みたいに、快感をつかさどる脳神経が麻痺してしまった。
先生との激烈なセックスが呪縛となって、クリトリスも性感帯も、ピクリとも反応できなかった。


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